ひさしぶりの雷光雷鳴が来たのに、私は熟睡して、その大雷轟すら聞き逃してしまった。残念。確か4月か5月に一回、背中でごろんごろんぴかっと一発頂戴。いささか実が縮んだ。窓辺のレモンの大樹もいくばくの実を振り落としていた。
あのしぶき降る雨は醍醐味がある。やがて天気が戻ると、まるで自分の身も心もすっきりして快気になり、庭の草花も鮮やかによみがえる。
もすこし先ならあちこちから水蒸気が立ち上る一景もある。見逃し三振してしまった。が、これからあること。
鹿児島市 東郷久子(85) 2020/8/28 毎日新聞鹿児島版掲載
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