2日の朝、茶封筒が届いた。4月には1年生になる女の子、孫のKちゃんからだ。名前もはっきり書けている。手に触る硬いものはじいじ、ばあばへとお年玉が20円ずつ。ハートをたくさん書いて「おもちみかんありがとうかぜひかないでね」と添え書きもある。僅かなお小遣いからの思いやり。暮れから独りで準備していたと聞く。お年玉が虹の架け橋となったうれしいお正月。玉のように丸く手をつなぎ、平和な世の中で育ってほしいと願う。力尽きないよう20円玉をお守りにして、成人したKちゃんと思いで話ができる日を夢見ている。
薩摩川内市 田中由利子 2015/1/22 毎日新聞鹿児島版掲載
薩摩川内市 田中由利子 2015/1/22 毎日新聞鹿児島版掲載
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