はがき随筆・鹿児島

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「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

「太陽光」技術向上を

2014-07-10 10:19:20 | 岩国エッセイサロンより
2014年7月 8日 (火)

     岩国市   会 員    山本 一

 電力は不可欠なものだが、今の電力生産は地球を壊すという一面がある。火力発電は地球温暖化をもたらし、原子力発電は制御に不安が残る。 
 今こそ世界が、原発の即時廃止と火電の縮小、自然エネルギーの活用という方向でまとまることが必要である。 
 世界が一丸となり、自然エネルギー活用に知恵を絞る時だと思う。中でも、全ての国のテーマになり得て可能性の大きいのは、太陽光発電ではないだろうか。
 課題の第一は、発電パネルの高効率化だ。第二は蓄電技術の向上。第三に電力の世界相互融通の技術である。送電技術が改良されれは、世界で電力融通が可能になる。環境破壊縮小につながる。 
 「時間をかけて研究すれば、原子力は制御できる」という意見があるが、同じ時間をかけてやるなら自然エネルギーであり、とりわけ、太陽光エネルギーに英知を傾けるべきだと思う。政府は太陽光発電の技術革新に取り組んでほしい。

     (2014.07.08 中国新聞「広場」掲載)岩国エッセイサロンより転載