国内の感染者数は2月上旬がピークで減少に転じたようです。緊急事態宣を出
さずに沈静化に向えばある程度の安心感は出てきそうです。経済再開銘柄の中
心銘柄の一つであるOLCが今月高値更新しています。他の銘柄にも裾野が広が
るかどうかがポイントです。
一方経済再開銘柄でも外食セクターは一部の企業を除いて懸念材料が山積です。
一番の懸念は光熱費や材料費、人件費などのコスト上昇が業績に与える影響で
す。特に低価格な業態は値段を上げれば客足が遠のき、据え置けば利幅は一層
削られます。多額の時短協力金のおかげで増益になった企業もあり一過性の利
益です。先行きには注意が必要です。
一方コロナ禍で大活躍した銘柄の調整はまだ終わっていなのでしょうか。高成
長期待で高PERでも市場の人気の中心だったエムスリーは1年前に上場来高値を
付けてから1年経過しました。2月以降は下げ止まってきたようにも見えますが
まだ楽観はできないかもしれません。
リクルートの高値はエムスリーよりも10ヶ月遅れの11月でした。15日は決算を
受け大きく下落しました。14日の終値は高値から3割下の水準でしたが、1割を
超える下げは売り圧力の強さを感じます。市場環境次第で下振れする可能性も
あります。それも相場です。
今後自律反発はあるでしょうが、本格的に株価が立ち直るにはエムスリーのケー
スを考えるとまだまだ時間が必要かもしれません。コロナ禍で人気の出た銘柄に
は投資マネーが集まりました。業種を問わず大きく上昇した銘柄には注意が必要
です。
インフレ懸念からFRBは年初に市場が予想した以上に利上げをする可能性が日々
高まっています。多くの投資家も予想できなかった1~2月期の大幅調整はまだ逃
げ遅れた投資家が多いことを意味しているのかもしれません。
超金融緩和下でのポートフォリオの見直しが今後も続けば値ごろ感だけで人気銘
柄への買いは「落ちてくるナイフを掴むな」という格言をもう一度考える必要が
あるのかもしれません。エムスリーやリクルートといった成長期待の高い銘柄の
バリエーションの修正がどこで収まるのかその答えはまだ見えてきません。
FRBの利上げがあと何回、そして合計上げ幅がどのくらいになるのか。少なくと
も昨年までの市場にやさしい金融政策にはもう戻りません。金融緩和下で切り上
がったPERはあるべき水準に収斂しそうです。
さずに沈静化に向えばある程度の安心感は出てきそうです。経済再開銘柄の中
心銘柄の一つであるOLCが今月高値更新しています。他の銘柄にも裾野が広が
るかどうかがポイントです。
一方経済再開銘柄でも外食セクターは一部の企業を除いて懸念材料が山積です。
一番の懸念は光熱費や材料費、人件費などのコスト上昇が業績に与える影響で
す。特に低価格な業態は値段を上げれば客足が遠のき、据え置けば利幅は一層
削られます。多額の時短協力金のおかげで増益になった企業もあり一過性の利
益です。先行きには注意が必要です。
一方コロナ禍で大活躍した銘柄の調整はまだ終わっていなのでしょうか。高成
長期待で高PERでも市場の人気の中心だったエムスリーは1年前に上場来高値を
付けてから1年経過しました。2月以降は下げ止まってきたようにも見えますが
まだ楽観はできないかもしれません。
リクルートの高値はエムスリーよりも10ヶ月遅れの11月でした。15日は決算を
受け大きく下落しました。14日の終値は高値から3割下の水準でしたが、1割を
超える下げは売り圧力の強さを感じます。市場環境次第で下振れする可能性も
あります。それも相場です。
今後自律反発はあるでしょうが、本格的に株価が立ち直るにはエムスリーのケー
スを考えるとまだまだ時間が必要かもしれません。コロナ禍で人気の出た銘柄に
は投資マネーが集まりました。業種を問わず大きく上昇した銘柄には注意が必要
です。
インフレ懸念からFRBは年初に市場が予想した以上に利上げをする可能性が日々
高まっています。多くの投資家も予想できなかった1~2月期の大幅調整はまだ逃
げ遅れた投資家が多いことを意味しているのかもしれません。
超金融緩和下でのポートフォリオの見直しが今後も続けば値ごろ感だけで人気銘
柄への買いは「落ちてくるナイフを掴むな」という格言をもう一度考える必要が
あるのかもしれません。エムスリーやリクルートといった成長期待の高い銘柄の
バリエーションの修正がどこで収まるのかその答えはまだ見えてきません。
FRBの利上げがあと何回、そして合計上げ幅がどのくらいになるのか。少なくと
も昨年までの市場にやさしい金融政策にはもう戻りません。金融緩和下で切り上
がったPERはあるべき水準に収斂しそうです。