kabu達人への道

マスコミで深く触れられることのない投資の裏側や
投資にあたっての疑問など赴くままに綴っていきます。

大統領に翻弄される

2018-04-04 06:17:53 | 日記
第一営業日の上昇というアノマリーは4月も不発でした。2日の取引
終了間際の急落で2ヶ月ぶりの上昇はなりませんでした。マイナス圏
に沈んだ場味が悪かったことも東京市場の負の連鎖が波及したので
しょうか。連休明けの米国株の大幅安で東京市場も出鼻をくじかれま
した。やはり今後も東京市場は米国株次第ということになりそうです。

貿易戦争への懸念は後退したことで3月末には持ち直しの兆しをみせ
ていた米国株は2日再び貿易戦争への懸念やハイテク銘柄の先行き不
安から大幅安になりました。市場の一部には欧州市場が週明けの2日
も休日だったことから参加者が限られていたことで今回の大幅安を必
要以上に不安視することは無いと言う見方もあるようです。

貿易戦争激化以上に市場が気にしているのはトランプ大統領による
アマゾンへの執拗な口先攻撃でしょうか。アマゾンを含めたFANG銘
柄は市場が不透明な時には救世主となり相場を牽引してきただけに
アマゾンに限らず他の大型ハイテク銘柄が主導するように下落する
現在の相場は投資家心理を必要以上に冷え込ませます。

同じく市場の人気が高かったテスラは計画通り進んでいない量産へ
の不安に加えリコール問題も飛び出し正念場を迎えています。アマ
ゾンもテスラも100倍を超えるPERは高成長期待があっての数字です。
今回のようにビジネスモデルに拘わる悪材料が重なると売りがなか
なか止まりません。

トランプ大統領による保護主義の高まりや大型ハイテク銘柄に対し
てのネガティブな発言が何時沈静化するのか。日米市場ともアノマ
リーでは4月高を示していますが、少なくとも月の前半はまだまだ
不安定な相場が継続しそうです。今月中旬からスタートする米国企
業の決算発表で相場が立ち直りのキッカケを掴むと期待する市場の
声が果たして伝わるのでしょうか。
コメント
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