“日の出見物”、またも地平線に横たわる雲に邪魔される．．．

　４，５日前の週間天気予報では週末はあまり芳しくない予報だったが、昨夜のテレビでは「気温も高く、冬晴れの天気に恵まれる．．．」とのこと。「じゃ、少し早起きして“日の出見物”にでも」と準備を整えた．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　少し早起きといっても今日の日の出は午前６時５４分．．．、夏場と違ってそれほど苦になる時間ではないのだが、布団から起きあがる時には勇気が必要だ．．．。しかし、窓を開け空を眺めると星の輝きも見られ「えい!!．．．」と気合いを入れて、住吉海岸を目指して車を走らせた。

　住吉漁港はさすがに海のそば、車の車外温度計は０℃．．．。氷点下になっていないとはいえ、足元から冷気が忍び込んでくる．．．。しかし、漁港では漁師の方は出漁に向けて船の上で準備に追われており、寒さどころでなさそうだ．．．。


　朝日の昇る場所は汐首岬からかなり南に移っている。しかし、何でだろう．．．、今日も上空は何処にも雲は見あたらないが、朝日の昇る水平線には薄いとはいえ雲が横たわり日の出を邪魔している．．．。それでも日の出の時間から７，８分遅れて、雲を切り裂くように津軽海峡を照らしながら昇ってくる．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　朝日に向かってカメラのシャッターを押し続けていると、雲の悪戯か朝日が雲から出るときに一瞬餅が重ねられるような「お供え」の形を作る．．．。多分、「正月初日の出も来いよ」とのメッセージだったのかも知れない．．．。

　　　　
　ほどなくすると、漁港で出漁の準備をしていた漁船が沖に向け走り出した．．．。朝日に向かって走る漁船は、黄金に輝く海の上滑るように走りこの輝きは大漁間違いなしといえそうだ．．．。



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