春を彩る“クロッカス”華やかに．．．

　杉並町にある遺愛学院の敷地に群生する“クロッカス．．．。もうそろそろ咲いてもいい頃ではと思いつつも、「クロッカスは陽射しがないと似合わない．．．。」と勝手に決め込み天気と相談していたが、かなか思い通りにならない。「まず、行ってみるか．．．。」と遺愛学院に車を走らせた．．．。

　
　例年だと入口で守衛さんのチェックを受けるのだが、日曜日とあってか不在．．．。毎年快く入れてくれるので、守衛室に会釈をして車を入れさせてもらった。「ホワイトハウス」と呼ばれる旧遺愛女学校宣教師会館に向かうと、周辺の芝生一帯に白や紫の花が開き、鮮やかなコントラストを描いている．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ただ、陽射しは覗いているものの車の車外温度計を見ると５℃とあって、さすがの“クロッカス”も萎み加減．．．。それでもふっくらとした花々は春を彩り、華やかな雰囲気を醸し出している．．。

　　　　　
　“クロッカス”はアヤメ科の多年草で、春を告げる花として親しまれている。10cmの背丈に白や紫の可憐な花を咲かせ、柔らかい日差しを浴びて美しさを増した花びらが風に揺れる様は、見ているだけで心を和ませてくれる。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　散歩がてらにと訪れたという市民の方も「ここに来ると春を感じるね．．．。クロッカスは年々多くなっているようだ。」と、“クロッカス”と競うように咲いている「フクジュソウ」やスズランのような「スノードロップ」などと一緒にカメラに収めている．．．。

　　
　その白壁から通称「ホワイトハウス」とも呼ばれている旧宣教師館の建物に“クロッカス”はピッタリ．．．。まだまだ蕾も多く見られるので今週一杯は楽しめそうだ．．．。

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