“湖（うみ）明け”近し．．．大沼

雲一つ見えない快晴の朝．．．、気温が低いので空気が澄んでいるんだろうか横津連峰の山並みがクッキリと見えている。早起きしたついでに大沼の朝日を．．．、と車を走らせる。

　
　函館の日の出の時刻は午前５時21分．．．、横津の山陰から出るので５時半は過ぎると勝手に思いこんだこともあって、大沼に着いた時は太陽が顔を出し始めている。慌てて車を降りシャッターを押す始末．．．。何だか毎度同じ過ちを犯しているような気がするのだが．．．。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　大沼は未だ湖一面を氷が埋め尽くしている．．．。先日の雨やその後の気温の上昇で恐らく半分はなくなっているだろうと思っていたのだが、所々に湖面の見えるところもあるが氷の方がまだまだ優勢だ．．．。

　
　それでも今日の気温も10℃を超えたようだし、日中は結構強い西風も吹いていたので大沼を覆っている氷は一気に解け消えてしまうだろう．．．。大沼の“湖（うみ）明け”は近い．．．。氷が無くなると、いよいよ大沼にも春が来る．．．。遊覧船が走り、フクジュソウやミズバショウ、カタクリが水辺や森を彩るのも近い．．．。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ところで、今日から４月．．．。新年度が始まり職場にはフレッシュな若者たちが期待を胸に新入社員として入ってきた．．．。これからの厳しい時代を彼らに託したい気持ちで一杯だ。その、厳しい時代．．．。若者ばかりでなく我々高齢者も消費税や医療費、保険料等が軒並みに上がり、反面、唯一の収入源である年金は切りつめられる．．．。なんと理不尽なこと．．．。安倍政権には、消費税は約束通りすべて社会保障に充て、復興予算のように間違っても他に使わないで欲しい．．．。


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