JA8MEMのつれづれ日誌

趣味のアマチュア無線での出会いやカメラ片手の散策の出来事を写真とともに綴るブログです。

“魅力ある熱帯植物園づくり”に取り組んで...

2014-03-11 21:52:00 | Weblog
 この時期、各種団体においては4月の新年度に向けて事業計画や予算を決める総会が行われている...。今日、加入している文化団体の総会が市内のホテルで行われ出席してきた。総会は、提案された議案はほぼ前年通りで異議なく了承され30分ほどで終了...、折角集まったのにこれで解散はもったいないと、この団体では年2回の総会の後に「卓話」が行われる。「卓話」は小講演会といったもので、毎回いろいろなジャンルの方の話を聞くことが出来、楽しみにしているが、今回は演題は「函館市熱帯植物園の活性化を願って」...。

 孫娘のお伴で何度となく訪れている熱帯植物園...。「運営にご苦労されているんだろうなあ...。」と気遣いの気持ちを持ちながら始まるのを待った...。話しは函館市から管理委託を受けているNPO法人・函館エコロジークラブの前熱帯植物園園長の坂井正治さん、前職は小学校の校長先生で赴任された学校でもホタルの里づくりや花壇造成などの自然環境教育に力を注いだとのこと。

 
 平成15年4月に函館市から熱帯植物園の管理運営の委託を受け、「一度行けばもういい...。」といわれ多くの市民からそっぽを向かれていた熱帯植物園を、市民がまた行きたくなるような熱帯植物園に再生しようと10年間のこれまでの取り組みと、今後の課題などをスライドを使っての説明...。

                               
 この10年、経費を如何に圧縮するか民間の発想で様々な事業を展開するとともに、市民ボランティアの力を借りて「市民に親しまれ」、「市民にこよなく愛され」、「市民に役立つ」、さらには「ついまた行ってみたくなる植物園」を目指して、施設の改善や植物の整理・充実、サルの生態を利用しての試み、小動物・鳥類の飼育、各種イベントの開催などに取り組み、大幅赤字だった施設を収支トントンにまで改善、さらに入場者もわずかながらも増加している。

 
 そんな中、函館市の事業仕分けでは「廃止」を含めた検討方針が示されたが、熱帯植物園が多くの市民に親しまれ活用され、さらに観光客が多数訪れる状況が続けば、「廃止」といった話は消えていくはず...。今後は、如何に魅力的で美しい、そして楽しめる植物園づくりをしていくかが存廃論に終止符を打つ鍵になる...。と更なる意気込みを語る...。

 講話は、凡そ1時間...。坂井さんの植物園にかける情熱が伝わり、吸い込まれるように聞き入ってしまった...。熱帯植物園は、函館市にとって「貴重な生きた文化財」と坂井さんは話していたが、まさにその通りで「廃止」などとはとんでもない話...。最近は湯川温泉に宿泊される東南アジアからの観光客が、サルが温泉に入るのを見て喜ばれ多くの方が入園されているという...。こんなことなど考えると、まだまだ再生の方策はありそうだ...、我々市民も少しでも協力できることを実践しなければと感じた1時間だった...。


いつも応援ありがとうございます。今日も下のマークをクリックし、応援してください。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 函館情報へ
にほんブログ村

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする