参拝客で賑わう函館八幡宮で、正月恒例の“騎馬参拝”が行われた...。函館市内にある乗馬クラブが平成10年(1998)からホーストレッキングの安全祈願をと毎年行っており、今年は14回目を数えるとのこと。
正午、5頭のドサンコ馬にまたがった騎乗者は武者装束に身を固め石段下の鳥居の前に登場...。この石段は、八幡宮境内に続く134段で幅も30cm弱と狭く、踏み外さないか少し心配だ...。
そんな心配をよそに騎乗者の「ハイ!!、ハイ!!...」と声を掛けられながら鳥居をくぐり、ひずめの音を響かせながら石段を力強く登るドサンコ馬の迫力には、初詣で訪れた参拝客からも「おう!!」と感嘆の声とともに大きな拍手が...。
石段を登り切ったドサンコ馬5頭は、本殿の前に並び神妙な顔つきで神主さんからのお祓いを受け1年の無事を祈っていた...。隣で見ていた方は「毎年見ているけど、あの力強さには感動する...。」と話してくれた。その時ドサンコ馬の1頭が大きな馬糞をポトリ...、透かさずその方は「うっ!!、今年もウン(運)を出してくれたなあ...。」と得意げに呟いたが、納得...。
ところで、ドサンコ馬は「北海道和種馬」といわれ、粗食に耐え、頑強で持久力に優れ、小柄ながら力持ちといった特徴を備えていることから、北海道の開拓になくてはならない存在だった。性格は元来頑固のようだが、子馬の頃からしっかり調教すると乗馬の出来る温厚で扱いやすい馬に育つといわれている。憂いっぽい優しい目にはちょっと引かれちゃいそうだ...。
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