リッチな生活

2008-03-22 09:34:01 | 塾あれこれ
先日、小学校の同級生の所へ行った際の話です。
そこへもう一人同級生が来ていた。
彼とは何十年ぶりでしょうか。

話を聞くと大手企業のサラリーマンを早期退職し
現在は悠々自適の生活をしているとか。
生活ぶりが昨年テレビに紹介されたそうです。
「月3万円で暮らす」有名人です。

彼は安全な水が手に入る山の中に広い土地を持ち
そこに住んでいます。
全く汚染されていない天然の水が手に入る場所を
この辺りで探すのは大変でしょう。
自然と一体のリッチな生活です。

農業をし、山菜を採り、竹林もある、
魚釣り、狩猟、炭焼き、生簀に魚を囲い
養蜂、竹炭、庭には燻製をつくる設備がある・・

光熱費もほとんど使わない、テレビも余り見ない

外国映画を見ているような話でした。

この日本で、意外に市街地に近いところで
そんなリッチな生活をしているのが同級生とは。

体力は見るからにありそうです。
背丈は高くないのですがね。

暖房も普段はあまりしないそうで、冬は前夜の
氷がグラスに(そのまま)残っているそうです。

生き物の命を頂いて人間は生きている、という
ことを実感する生活だそうです。
だから命を粗末にしない!


「お前、学習塾やっとるんならオレんとこで
 自然体験をやらすか?
 今の子らにゃ必要ぢゃと思うが」

こう言ってくれました。
有難い話ですねえ。
彼が現代の子供を憂う気持ちは痛いほど分かり
ます。

自分の娘さんもなるべく自然の中で育てたそうで
子供のころは幾分かは不満だったと
同席した彼女が言ってました。

自然でも生きられるようでなければなりません。

ただ、私がまったくそういうのが弱い、
お前は何もせんでよい、とは言ってくれるのですが。

夢のまた夢。
しかし、勇気付けられる話ですよね。
この国もすてたもんじゃない。
しっかり生きている人間もいるのです。

彼とは中学高校も一緒。
なんでこんなに違ったのかしらん。
彼のような生活は私は一日もできないでしょう。
情けないことです。


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