地獄があった頃は良かったね

2008-03-20 10:26:36 | 塾あれこれ
とある営業の方からEメイルを頂きました。

それが迷惑メイルに挟まっており
誤って消してしまった。
仕事の関係があるので再送をお願いする必要があり
かっこ悪くも電話いたしました。

というのは先日、私の古いPCが壊れアドレスが
分からなくなってしまっていたからです。

その営業の方がおられず伝言をお願いしましたが
ハイハイと電話を切られてしまった。
久しぶりに「ガチャっ」という音を聴きましたね。

「オレは忙しいんだ。
 ジジイがメイルなど扱うから電話で伝言なんて
 ことになるんだよ。ボケ!」

超有名会社の子会社で絶対につぶれる心配が無い
ところですから、いまだにそんな電話扱いができる
のでしょう。普通の会社でいま時ねえ。

昔なら、そんな会社はいずれバチがあたる、とか
そんなヤツは地獄へ落ちるとか、いって自分を
慰めたものですが、なに
つぶれるのは良心的な会社ですし
地獄なんてありやしません。
政治家や悪徳役人が平気なわけです。

強い者が勝つ、或いは勝ったものが強い、世界です。
地獄などというものに期待するようでは勝てません。

ブログに書いてやる、とこれまた甘い了見で書いて
いますが、誰も読まないブログで書いても、ねえ・・

実は私は電話ガチャンの常習者だったので
ぼっとん便所のオツリのような話です。


サラリーマンを辞めて塾に就職したころの話です。

ふと気づくと「最近店員が寄ってこないなあ」

デパートなどでは無視されます。
こちらから「すみません」と声をかけないと近くにも
来ていただけないのです。

つまり買いそうに見えない。
そんなフーテーではない。

塾の人間は当時は落ちぶれたヤクザみたいな格好が
主流でしたからやむを得ませんな。

もちろん商品を触ってみてたりすると飛んできます。
「それはカクカクの商品でございまして・・」
と取ってつけたような説明を始めます。

ホンネは「触んなよ、買わねーんだろ」

まあそういわれると退散しますが
たまにはムリして高いものを買ったこともあります。
塾も景気が良かったんですかねえ。


そう思う自意識過剰という面もあったでしょうが
およそ相手の気持ちは分かります。

見下される側にたって初めて見えてくるものもあり
ます。商売する側の根性といいましょうか。

更に自分が接客商売をする側で長く過ごすと、
より多くのことが見えてきます。
分かってきます。

そうして初めて接客されることの有難さも分かって
きましたね。
「有難うございます」「申し訳ありません」
が心から言えるようになりました。
店の側の気持ちも伝わります。


で、それと同じことが生徒と教員の間にもある
という本題へ移るツモリでしたが時間が・・
すみません、明日。