ラジオのやらせは分かりにくい

2008-03-28 10:04:18 | 塾あれこれ
テレビはラジオより情報量が多いメディアです。
従って騙し難いところがあります。
昨日のピンマイクのようにね。

もう少し演出して「旅人」だけは初めてという
やりかたもあるでしょう。
もちろんスタッフは随分前から準備しています。

場合によってはネガティブな面まで演出している
場合もあるのではないでしょうか。
都合の悪いところまで映った、ってね。
ヤラセではない、真実味がありますが、
もちろん周到な準備のもとにあることです。


素人が旅先で良い匂いがしているからといって
「こんにちは、ちょっといいですか」と仕事場に
進入してはいけません。
見知らぬ者に包丁が飛んでくるかも。


ラジオではアナウンサーが「初めて」を
よく口に出されます。

つい騙されそうになりますね。
情報量が少ない分、載せられやすいのです。
ピンマイクが見えたりすることもありません。

TVでは本当に美味しいかどうか、食べている人の
反応である程度予測がつきますが、ラジオでは?


お葉書は本当に初見なのか?
事前に面白い内容だからと選んでいるのではないか?

それでも「初めて」のように驚き、ギャグに嵌まって
大笑いしますね。

私如きには出来ない芸当です。

やらせとは言いすぎかな?
証拠を示しにくいですからね。


半世紀前、アメリカのラジオで『火星人襲来』と
いうのをやりました。
『市民ケーン』のオーソン・ウェルズ作演出です。

これでアメリカの人がパニックになったそうです。
本当に火星人が攻めてきたと思い込んだのです。
ラジオだから出来ることですね。

何の気なしに聞いているのが危ないと思います。
運転しながら聞くなんていうのはどうでしょう?

メディアリテラシーが働きにくいと思います。


さて、このことを子供に教えるかどうかです。
成長の程度によりますが、一斉授業で大丈夫かなあ?