塾が選択してはいけない

2007-06-27 10:00:03 | 教えない
月曜の続きです。
より小さな塾に話を移します。

進学塾もあり補習塾もありますが、入塾テストを行う
ところは小さな塾では少ないでしょう。
その代りに面談をするところが多いと思います。

お出でいただく前に、塾に合う合わない、通塾の
目標は何か、などなど意思疎通を図っておきたい
ことは沢山あります。
場合によりお断りすることもあるかもしれません。

面談をするのは「当然」なのでしょう。

当人のためになりそうもない所へ通っていただく
のは良いことではありません。
ご家庭のためにもならず、塾は詐欺商法に近い
営業をするわけにはいきません。

従って、経営的には「ノドから手が出るほど」でも
やはり良心的にお話すべきです。
まっとうな塾は規模が小さい所にはまだまだ存在して
いると思います。

もちろん塾の一種の「自己防衛」でもあります。
長い目で見た営業判断です。
現在通っている生徒のためでもあるでしょう。


実は私は上記の「門前払い」には再考を望みたいと
考えています。

気をつけないと塾の都合が前に出すぎる恐れがあり
ます。結局、最終的には営業を考えていることになり
大手塾の「教育で金儲け」を批判する資格がなくなる
のではないでしょうか?

誰でも入れるのが民間教育機関としての「義務」

自塾にとってやりづらい生徒を引きうけられないで
どうします?
人情としてはお断りしたいケースがあることは
分かりますけれどもね。

また塾のバイトやスタッフの状況にもよるとも
思います。

でもそれも自分の側の都合。


自塾のことを十分に説明し、厳しい受験志望であれば
それを明確に伝え、やり方や状況をしっかりと賛同
してもらえればよいのです。

選択するのは塾ではなく生徒、ご家族です。

「~でよろしければどうぞお出で下さい」
が塾の立場であると考えます。

塾に入って後に辞めるということはあるでしょう。
場合により退塾をお願いすることもあります。

それは入塾時の約束を守っていただけないからで
やむをえません。

しかし、辞められて良い所は何ひとつありません。
塾の負けです。不徳のいたすところです。

私が業界に入ったとき「辞めさせるのはタブー」
ときつく言われたその教えと反しますが、あえて
お辞め頂くことが大事な場合もあると申し上げます。

辞めて万事解決とはなりません。問題は山積。
生徒もかわいそうです。(塾も・・)

そんな不幸を減らすために塾は発信をしなくては
なりません。

予め塾や私自身をお分かりいただき上記のリスク
を減らす一助になるようにとブログを書いている
ツモリでもあります。

もっとも、つい反営業的になり困っています。
これじゃあ、生徒は集まらね~

でもよく考えると、どんな塾か宣伝になっているから
妙なお問い合わせがないのかもしれないですね。


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