教えない問題集

2012-04-24 11:39:27 | 教えない
完全個別対応の塾として宣伝したいところですが
もっと完全な塾から「お前の所は完全対応じゃない」と
言われそうな気もします。

その証拠に「教えない問題集」が欲しい・・私です。
ちょっとばかり安易すぎますかね。

現在は普通の一斉授業でも使っておられる問題集を
メインの教材の一つにしています。

つい、もっと自分の使い勝手のよいものがないかと
甘い考えを抱いてしまうのですね。

個別対応ならば、教材は理想的には(全て手作り)で
あるべきでしょう。

ITを最大限利用しても、塾の細かい準備は必要です。
出来あいのソフトから先生が抜きだして使わせる、或は
生徒が引きだす、のは生徒が完全に自学自習をできれば
可能でしょうけれども。

私の「今」はやはり問題集にも頼ります。

楽をしたいというケシカラヌ根性もなきにしもあらずですが
バランスの悪さを恐れるのです。

定評ある教材出版社の研究スタッフが作り上げる方が
私よりも偏りがないでしょうから。
生徒・保護者の方もそのほうが安心でしょう。

塾で作る教材はあくまで「プラス」

で、それを前提の(教えない)に対応する問題集があれば
・・・もう、あるのかな?

出版社が作られるものは最大公約数ですから
極ミニ塾が勝手に喋っても通じないとは思いつつ。


(個別+教えない)ですと勉強している単元と本人の
勉強姿勢の確立とが個人ごとに千差万別になります。

初めから(教えない)でよい人は、ほぼいないでしょう。

勉学内容やその姿勢の発展状況がバラバラですから
固定化された問題集の使い方が限られるのです。
もちろんそれなりに活用は出来ますがね。

ある程度、教えないで済むような段階に来た生徒が
使う時に不便さが増してきます。

最終的には一切の説明をせず自分で新単元に入り
勉強を進めて頂くのが「教えない」

もちろん質問は大歓迎ですが、自分で考えないでおいて
「何が何だかわかりません」
・・なんて状況にならないようにリードしてゆくのが
塾の仕事となります。


そうして優秀な学生生徒が出来あがった時以降は
また「教えてゆく」ことができるのです。


話が飛びますが、「教えない」とパタン練習とは
基本的には相いれないものです。

(教えない→自学自習→反復練習)を繰り返す

という流れの塾があるそうですが、自ら考えることを
阻害しやすい「反復練習の直結」は疑問です。

もちろん練習は大切ですからそれをどう組み込むか
これも塾の力の見せどころでしょう。

機械的な対応は諸悪の根源となります。


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