コメントを当ブログ宛に頂戴し、その中で読書シートについて
お問い合わせがありました。
コメントの中でご返事するべきですが多少不便なので
こちらでご返事をさせていただきます。
読書シ-トとは、かつて勤めた山口塾でも
国語の時間に使用していた教材です。
通常の教材とはひと味違うもので、読書の楽しさや
それを深く知るための読み方を伝えようという意図の
強く出た教材でした。
普通の問題集と2:1くらいの比重で使っていましたかね。
私より詳しい先輩に確認したところ
「日本教育科学研究所」が出していたそうです。
(今も出しておられるか、かなり不安ですね)
新日本、か、研究会、かもしれません。
いずれにしろ私自身は最近見かけておりません。
著作権の関係で出版自体が難しくなったのかなあとも
勝手ながら思っています。
○
読書シートには読解の助けとなるべく、それぞれの
お話に、簡単な問題がついていました。
これも本に付属しており、しかも答えがあったそうです。
実は私、答えについての記憶がありません。
答えはまったく無視をしていた可能性が高いですね。
たとえば新美南吉の「ごん狐」はどんなところが感動するか
そんなところに焦点を当てればよいのですから。
使う教員の側の思いを出し、かつ答える側の自由度を最大限に
拾っていけば宜しいのです。
叱られそうですが、時効だろうと思うので付け加えますが
問題自体も作りなおした記憶があります。
文章の特徴を捉える、などの部分でどうにも???の
質問があったりしたものですから。
それにしても通常の「問1、ソレは何か、5文字で答えよ」
なんて受験対策ではなかったので、良い授業が作り易かった
と思います。
○
もし、読書シ-トがなかったとして、あるいは高価だったり
使えない場合は、通常の教材でも代替にできなくはない
と思います。
過去、同様の趣旨で生徒向けのアンソロジーの出版本も
ありましたが(株式会社ネクストなど)
こちらも今は手に入らないのではないでしょうか。
大切なことは、読書の喜びの喚起ですから、我々が好きな物を
選べばよいわけですよね。
あるいは自分でお話を作る・・・これは難しいか
好きに選ぶといっても、著作権が問題になります。
青空文庫を利用してその問題はクリアーできるかも
しれないと思います。
こちらにかかる労働の負担は大きいですけれど。
お問い合わせがありました。
コメントの中でご返事するべきですが多少不便なので
こちらでご返事をさせていただきます。
読書シ-トとは、かつて勤めた山口塾でも
国語の時間に使用していた教材です。
通常の教材とはひと味違うもので、読書の楽しさや
それを深く知るための読み方を伝えようという意図の
強く出た教材でした。
普通の問題集と2:1くらいの比重で使っていましたかね。
私より詳しい先輩に確認したところ
「日本教育科学研究所」が出していたそうです。
(今も出しておられるか、かなり不安ですね)
新日本、か、研究会、かもしれません。
いずれにしろ私自身は最近見かけておりません。
著作権の関係で出版自体が難しくなったのかなあとも
勝手ながら思っています。
○
読書シートには読解の助けとなるべく、それぞれの
お話に、簡単な問題がついていました。
これも本に付属しており、しかも答えがあったそうです。
実は私、答えについての記憶がありません。
答えはまったく無視をしていた可能性が高いですね。
たとえば新美南吉の「ごん狐」はどんなところが感動するか
そんなところに焦点を当てればよいのですから。
使う教員の側の思いを出し、かつ答える側の自由度を最大限に
拾っていけば宜しいのです。
叱られそうですが、時効だろうと思うので付け加えますが
問題自体も作りなおした記憶があります。
文章の特徴を捉える、などの部分でどうにも???の
質問があったりしたものですから。
それにしても通常の「問1、ソレは何か、5文字で答えよ」
なんて受験対策ではなかったので、良い授業が作り易かった
と思います。
○
もし、読書シ-トがなかったとして、あるいは高価だったり
使えない場合は、通常の教材でも代替にできなくはない
と思います。
過去、同様の趣旨で生徒向けのアンソロジーの出版本も
ありましたが(株式会社ネクストなど)
こちらも今は手に入らないのではないでしょうか。
大切なことは、読書の喜びの喚起ですから、我々が好きな物を
選べばよいわけですよね。
あるいは自分でお話を作る・・・これは難しいか
好きに選ぶといっても、著作権が問題になります。
青空文庫を利用してその問題はクリアーできるかも
しれないと思います。
こちらにかかる労働の負担は大きいですけれど。
今回、小学校まで日本にいた子の個人指導をすることになり、その子には今、日本語を読む機会がないので、読みやすくて面白かった「読書シート」があったらいいな、と思った次第です。今は手持ちの本を使っているのですが、これから色んな作者の作品を読んでほしいと思っています。
思えば読書シートには面白い作品がいっぱいありました。印象に残っているのは水曜日のクルトと一房の葡萄です。
青空文庫を利用して、自分なりに工夫してみようと思います。
先生のブログをきっかけに、山口塾時代を思い出してすっかり懐かしくなりました。
これからも楽しみに読ませて頂けたらと思います。
本当にありがとうございました。
私は山口塾では傍流でしたがその仕事は充実したものであったと思います。いろいろありましたが塾長(恭弘先生)のおかげです。
非力ですがまた何かあればご連絡ください。お手伝いできることも少しはあるかもしれません。
日本語を一緒に楽しまれますよう。エールをお送りいたします。