『太陽の科学』

2010-08-17 11:14:12 | 本の話
NHKBOOKS『太陽の科学』
柴田一成著

探査衛星「はやぶさ」がヒーローになっていますね。
情緒的な報道が多いようですが、関心が高まることは
悪いことではありません。

それにしても帰還してからのフィーバーは予想以上。
日本人も自慢できるものが欲しいのですね。


『太陽の科学』
日本は惑星探査だけじゃなく、太陽観測や理論でも
優れているぞと教えてくれる本です。

観測衛星『ひので』も国民的認知を得られるかもしれません。
柴田さんによれば太陽観測衛星でも日本は世界の最先端に
あるそうですから。

太陽の構造を観測し理論づけをすることにおいて
日本は世界の先端を走る国の一つなのです。

ノーベル賞などのビッグな評価があれば
皆の目もきっと変わるでしょう。
小柴博士みたいに。


太陽の構造とか黒点、フレア・・
こんなものが分かっても、と思われますか?

身近なところでは磁気嵐や大停電とか
黒点による地球の気温変化とか
我々に直接的な影響があることです。

太陽の研究は星の研究につながり
宇宙の構造や進化、生命のなぞ、
地球の変化と太陽活動、人類への歴史的影響など
幅広いつながりをもってくる科学なのです。

地球温暖化はCO2だけを疑うか、は興味ある説
ですね。


写真や図版も多く分かりやすさを考えられた本ですが
それにしても学問って新書で入口を覘くだけでも
いやになるほど難しいものですね。
あったりまえだけど。

自分のノーミソがつくづく情けない。

ま、とりあえず難しいとこはトバシャいいんだ・・っと。
いつかまた読まねばならんけど。


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