教える側への「信頼」が生徒から見た距離を小さく
してくれます。
今までに繰り返したように、友達のような関係では
教育の場では不十分ですから、そういう形での距離の
縮め方は不充分と思います。
友達になれるわけはないしね。
(だから良い、という考えも成り立ちますが)
距離が縮まれば体罰はなくなります。
生徒はバツを受けるようなことをしなくなり
教える側も可愛い生徒をやみくもに叱ることをしな
いようになるでしょう。
◎
昔から「教師は愛せよ」と言われてきました。
(ロリコンの勧めじゃないです!)
実は以前の私にはピンとこない言葉だったのです。
今は痛いほど分ります。
どれほど大切なことか、そして自分に不足している事
であるか。
以前だってまったく愛していなかった訳ではないので
「愛せよ」と言われても受け止めにくかったのです。
自分が思っている「愛している」がどの程度か、これ
も分りません。
異性を恋する事や家族愛などとは少し違います。
確認が難しい。
それに、たとえある程度分ったとしても、次にどこ
まで愛することができるか自信がありません。
客観的なことが掴めないというか、ピンとこない。。
恥ずかしいことです。
そこで別の方向から試みてみました。
ひとつは、自分の力をつけること。
もうひとつは塾のあり方の整備。
これらを助けにして距離を少しでも縮めよう、と。
◎
自分を高めるには何が必要でしょうか。
まず何と言ってもエネルギーの充実。
次に自分の姿勢の確立。
いわゆる思想も含まれるかもしれません。
ただし、伝えてよい事とそうでないことを峻別
する必要があります。
自分の価値観を押しつけてはいけませんから。
三番目が智恵の習得や知識の研鑚。
そして心構えとして、自らの限界を知ること。
最後が、ぶれない生き方をすること。
◎
急いで書いておかねばなりませんが
上記のことをうまくしたいなあ、と願望している
ということであって、私自身が一定の高みにきた、
などというものではありません。
私を知っている人はビックリされるでしょうね。
「なんという大風呂敷!」