基本とアレンジ

2007-04-19 14:03:52 | 塾あれこれ
ヒトと仲良くて四足でワンとなくやつを日本語では
イヌといいます。

なぜイヌというか。それは我らのご先祖様が何かの
拍子?でそう決められたから。
勝手に決めて、根拠はないのでしょう。
ネコは寝子からと聞きますがたぶんこれもアヤシイ。

勝手に決まったものとしてもイヌという言葉は守らねば
ならず、誰かが流行の発音でエヌといってもダメです。
ましてやイヌのことをネコとか言えば混乱しますね。

同様に「満遍なく」を「満遍に」と言われると意味が
反対になり大いに困るのです。(前回を参照下さい)

保守的であろうともイヌはイヌ、満遍なくは満遍なく
としてもらわねばなりません。

その意味での「保守力」が弱まっています。
若者は物を知らないで使い、年寄はチェックしない。
日本が亡国するならば、言葉からでしょう。

政治家など自民党の年寄でも日本語を知りませんから
いっそのこと日本語は止めて英語にしてしまい
米合衆国に入りましょうか?
向こうがダメと言うのでお願いできないのですがね。

話がずれてきました。イヌに戻りましょう。

繰り返しますが、イヌはイヌ。
それがあって初めてワンコという言い方も可能です。

今はもう「ナニゲニ」で通じるのだからよいのだ
とは言えません。言葉には個人の自由はありません。
勝手に混乱させている乱暴です。

保守的な枠を守ってこそ遊びも成り立ちます。それを
守らないのは、税金を払わないで行政サービスばかり
を望むようなヤカラと同一です。
あるいは地球の資源を浪費してはばからないのと相似
で、日本語を食い荒らしているのです。

言葉に限りません。
基本をしっかりとしてバリエーションを広げるのでは
なく、基本を知らないで目新しさだけを追い、面白い
と騒いでいるのです。

このような社会で育つ子供達に文化を伝えるのは大変
ですよね。
一定の権威が必要になります。

タメグチの関係だけしか持てない子供は不幸。
甘さしか与えられていないのです。
これはひとえに大人の責任なのです。

教える側と教わる側の違いははっきりとさせて
おきましょう。
もちろん、最悪なのは実力のないことを力で
誤魔化すタイプです。
昔から数多くいて、私が学校の教師の多くを嫌いな
理由であります。

そんなのでも甘やかすことしか知らない先生よりは
マシですけれど。