いつからこうなったんでしょう?
昔から色々な方はいらっしゃったと思いますよ。
けれども最近はひどすぎないか、と感じるのです。
潔い、という言葉、今の若い子に教えようと思っても
難しくなってしまったようですね。
「職責を全うするのが責任をとる」ですって。。。
場合によってはありうることでしょう。
ただ、みんな責任逃れでこれを言うのですね。
私が勝手にそう断ずるだけですけれども。
還元水で説明責任を果たし?ズルズルと外圧に押され
るしかノウがなくて、どんな職責ですかねえ?
○
「苦渋の決断」なんてのもよく言われましたね。
立場上、やむを得ず、ということラシイ。
分りますよ。・・・ただねえ、
「だったら四の五の言うな。弁解するな、引きうけろ」
責任感が充満しており、皆がギリギリの我慢をしてる
日本はそんな国であってほしいものです。
◎
井上成美という軍人がいました。
阿川弘之に本があるそうです。米内光政、山本五十六と
トリオを組んでいたのでそんな本でしょうね。多分。
私は宮野澄の本『最後の海軍大将』を読みました。
○
昔の人に後から、良い悪いを言っても仕方がないと思い
ますが、下記のことから信頼できる人間と感じます。
海軍で英語を教えることを止めさせなかった。
無理な和訳はよくない、と教えていた。
開戦に反対であった。
戦後は公の場に一切出なかった。
近所の子供むけに英語塾をして清貧のまま死んだ。
○
海軍大将といえばタイヘンな存在です。
それが自らの責任のとり方として上記を選んだ
ということ。信頼するに足る、と思うのです。
戦後、自殺をするという責任のとり方もありました。
違う形で厳しく生きることも潔いと思います。
井上成美の生き方もひとつでしょう。
◎
残念ながら多くの人は違う生き方をされた。
そのことが現在の日本にDNAのごとく残ったの
ではないか、潔くなさが。
獲得形質が遺伝子に入りこむとは申しません。
潔さの遺伝子が欠けていしまったのは間違いなさそうですね。
(まったく途中です。続きます)