来迎図

2007-04-23 10:30:01 | 塾あれこれ

私の母方の曾祖母は瀬戸内の小さな島に住んでいた女
性にしては活動的であちこち旅行もしていたとか。
(少しだけ記憶に残っているひーばーちゃん)

古い話ですが私は学生のとき米軍統治下の沖縄に
卒論の調査?旅行に出かけたことがあります。
竹富島で話を聞いた老婦人はあの小さな島から一歩
も外へ出たことがないとおっしゃっていました。
まだそんなことがあったのですね。
(竹富は周囲4km位の小さな島です)

学生の頃はウチナーグチや八重山の言葉も聞き取りはある程度できました。

こんな話を老母としていたら、かの曾祖母は太宰府に
行ったけれど自分は行ったことがないというのです。

そこで小旅行となりました。

実は私も九州国立博物館の特別展を見たかったのでね。

一番見たいものは展示の時期が限られていたので
見られませんでした。
ポスターの来迎図は見られると思うじゃないですか?
メイン展示の期間限定とは一種の誇大広告!

でも、その他はなかなか。

絵画や経、彫刻以外にも高校の教科書に出てたような
記憶がある物が並んでいました。

栄花物語 扶桑略記 往生要集 中右記 元亨釈書

母は神宮を、私は古書の観光をした気分です。


母は太宰府旅行では少しクタビレタようです。

今まで親孝行をしていませんでしたが、去夏は
北海道旅行を敢行。
元気なうちに次は沖縄観光にでも行きますかね。
・・たいへんです。苦手の貯金をしなければ。


写真は、於太宰府。
おさるさんが「来迎」したのか
オジサンが「来迎」したのか。

禅問答風に「その間にあり」と答えましょうか。