心理的な近さが大切と書きました。
けれども近すぎてもよくない、という話です。
教育をするということは、とある方向から伝達する流
れがあり、一定の枠の中での文化の伝達であるゆえに
ある種の保守的な面を持ちます。
もちろん一方通行「だけ」などという考えではありま
せんので少しだけ続けてお読み下さい。
強制力というとキツイ話ですが、守ってもらうべき
ことがあるのです。
○
小さな例で、近年言われている「ナニゲニ」。
日本語を使う以上そのお世話になっているのですから
恩を仇で返しすような使い方はいけません。
今日は上沼のおしゃべりクッキングで、辻の教師が
「塩をマンベンに振る」と仰っていた。天下のテレビ局
もチェックが入らないのでしょうね。
(万遍に、でよいという話もあります。
私には異論がありますがいつかの機会に)
生徒がよく言う「書けれる」
可能動詞「書ける」が使えません。
可能表現では「見れる」なんて多いですね。
最近気に入らないのは「なので」を接続詞で使う事。
いちいち直すのは大変ですが小言幸兵衛にならねば
なりません。
文句は団塊の世代の得意技のように言われていますが
実はまだまだ不充分。もっと言うべきです。
更に40代以下の「何も言わない」は責任放棄。
嫌われるのがイヤだからというのはトンデエモナイこと
なのです。大人には責任と義務があるのですから。
尤も何を言うべきか、分らない人も多いようでは
ありますけれども。
◎
言葉に関して私達の団塊世代自体、語感に狂いがあり
ます。
若い頃にはダメ出シを受けました。
私なぞ言われると不満でしたね。
いまの生徒もダメを出されると不満でしょう。
それでも、きちんと矯正すべきことなのです。
◎
八代目正蔵がある時人前で弟子を叱っていました。
(脱税して余り反省してないのは別人。彼は三平の
息子、九代目正蔵ですが、まだコブ蔵だな。
地下室に証拠を隠してどんな顔で人情噺ができる?
脱税は人間的に最悪の行為の一つです。)
ま、八代目に戻りましょう。
弟子「え~皆様、お箸はございますか?」
八代目のジジイが奥から飛んで出てきましたね。
木久ちゃんの真似するあの震え声で
「バカヤロウ。お箸というやつがあるか。」
仮にも江戸落語をする者がそのような言葉遣い
はいけないという趣旨です。
おナントカは基本的に関西弁が多い。
江戸でも「お」は使いますから、何に付けるか
付けてはいけないか、その感覚を身につけねば
ならないのです。
オ握り、はいけない。モノを施すわけじゃない。
ニギリメシと言え、とかね。
(ちなみに、おむすびはいいですよ。)
語感とは難しいものです。
◎
心理的近さ、の話なのにまた横道になりました。
一定の強制力を持たせるには、妙に心理的に近く
なりすぎても難しい、、では・・
などという話を続けなればいけませんのに
・・・ここで時間となりました。
続きは明日ということで、失礼いたします。
けれども近すぎてもよくない、という話です。
教育をするということは、とある方向から伝達する流
れがあり、一定の枠の中での文化の伝達であるゆえに
ある種の保守的な面を持ちます。
もちろん一方通行「だけ」などという考えではありま
せんので少しだけ続けてお読み下さい。
強制力というとキツイ話ですが、守ってもらうべき
ことがあるのです。
○
小さな例で、近年言われている「ナニゲニ」。
日本語を使う以上そのお世話になっているのですから
恩を仇で返しすような使い方はいけません。
今日は上沼のおしゃべりクッキングで、辻の教師が
「塩をマンベンに振る」と仰っていた。天下のテレビ局
もチェックが入らないのでしょうね。
(万遍に、でよいという話もあります。
私には異論がありますがいつかの機会に)
生徒がよく言う「書けれる」
可能動詞「書ける」が使えません。
可能表現では「見れる」なんて多いですね。
最近気に入らないのは「なので」を接続詞で使う事。
いちいち直すのは大変ですが小言幸兵衛にならねば
なりません。
文句は団塊の世代の得意技のように言われていますが
実はまだまだ不充分。もっと言うべきです。
更に40代以下の「何も言わない」は責任放棄。
嫌われるのがイヤだからというのはトンデエモナイこと
なのです。大人には責任と義務があるのですから。
尤も何を言うべきか、分らない人も多いようでは
ありますけれども。
◎
言葉に関して私達の団塊世代自体、語感に狂いがあり
ます。
若い頃にはダメ出シを受けました。
私なぞ言われると不満でしたね。
いまの生徒もダメを出されると不満でしょう。
それでも、きちんと矯正すべきことなのです。
◎
八代目正蔵がある時人前で弟子を叱っていました。
(脱税して余り反省してないのは別人。彼は三平の
息子、九代目正蔵ですが、まだコブ蔵だな。
地下室に証拠を隠してどんな顔で人情噺ができる?
脱税は人間的に最悪の行為の一つです。)
ま、八代目に戻りましょう。
弟子「え~皆様、お箸はございますか?」
八代目のジジイが奥から飛んで出てきましたね。
木久ちゃんの真似するあの震え声で
「バカヤロウ。お箸というやつがあるか。」
仮にも江戸落語をする者がそのような言葉遣い
はいけないという趣旨です。
おナントカは基本的に関西弁が多い。
江戸でも「お」は使いますから、何に付けるか
付けてはいけないか、その感覚を身につけねば
ならないのです。
オ握り、はいけない。モノを施すわけじゃない。
ニギリメシと言え、とかね。
(ちなみに、おむすびはいいですよ。)
語感とは難しいものです。
◎
心理的近さ、の話なのにまた横道になりました。
一定の強制力を持たせるには、妙に心理的に近く
なりすぎても難しい、、では・・
などという話を続けなればいけませんのに
・・・ここで時間となりました。
続きは明日ということで、失礼いたします。