2023/11/23放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。今週は聖書の創世記の中からご一緒に人生を考えています。
旧約聖書の創世記という書物は、すべてのものの始まり・ルーツが記されています。最初の書き出しは、「はじめに神が天と地を創造された」 この一文から始まります。
この書き出しから、私たちは決して偶然によって存在しているのではなく神様の愛を受ける対象として、意味が、目的が与えられ生かされているのだと、ということを知りました。そしてまた、天地を創造された方だからこそ私たちのことをもっともご存知で、私たちの助けとなってくださる方だと言うことも前回お話をしました。
では私たちの助けとなってくださる神様を知ると今度は一体何が起こるのでしょう。それは、祈ること、そして委ねることが始まるのです。
今まで一度も祈ったことのない人は誰もいないでしょう。しかし誰に向かって祈っているのですか? と問われると答えに窮してしまう方は大勢います。聖書が教える祈りは誰に向かって祈るのかが大変明確です。それは天地を創造された神様に向かって祈るのです。
祈りというのは単なるお願いではありません。祈りは、「神様ありがとうございます」という感謝があります。また、「神様、私は今このような状態にいます」と言うように神様に自分の思いを、心配をそのまま打ち明けるときもあります。そして祈りは、神様をたたえる賛美の時ともなっていきます。
私たちのことを知り、助けとなってくださる神様がいてくださる、ということを知ると祈りが生まれるのですね。そして祈りと共に神様に委ねるということが生まれてきます。
人生にはいろんなことが起こります。私たちには、なぜこんなことが起こるんだろうか? 分からないことがたくさんあります。そして自分の力の限界を知り、どうすることもできないような出来事に出くわすときもあります。
しかし私たちが、天地を創造された方を知ると、祈りが生まれ、「神様、この問題をあなたに委ねます」という告白が生まれてきます。「神様、私には分からないことがたくさんあります。だから、あなたにお任せします。委ねていきます」という姿です。
天地を創造された神様は、私たちの求めに、叫びに、耳を傾け、応えることのできる神様です。だから、この神様に祈り、委ねる姿が生まれてくるのです。
( PBA制作「世の光」 2023.11.23でのお話しより )
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