♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■偶像を捨てよ / 羽鳥頼和

2012年09月01日 | Weblog
2012/9/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。旧約聖書のエゼキエル書14章6節に「悔い改めよ。偶像を捨て去り、すべての忌みきらうべきものをあなたがたの前から遠ざけよ。」とあります。今日は神様が、捨てさりなさい、遠ざけなさい、と言われたこの偶像についてお話ししたいと思います。

 聖書において偶像とは人間が自分のために作った神のことです。

 多くの場合は人間の手で作られた像が偶像と言われます。神を他のもののかたちに似せて作りそれを神とするのです。それは人間であったり動物や昆虫、植物そして太陽や月や星です。新約聖書の時代、世の中ではローマ皇帝を神として崇拝することが行われていました。人が偶像となって人の心を支配するのです。

 英語で偶像のことアイドルと言います。現代の芸能界のアイドルもファンが何よりもそのアイドルを第一としてしまうなら、これもまさにその人にとって偶像となってしまうのです。ですから偶像はその人の心を支配するものということができます。

 イエス様は「あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」(マタイ 6章24節、ルカ 16章13節)と言われました。イエス様は富すなわちお金が神に代わるものとして偶像となることを教えたのです。

 コロサイ人への手紙3章5節は、むさぼる心がそのまま偶像崇拝であることを教えています。偶像とは自分の心を占めているもの、いつも心が向いているものです。そして偶像はその人を支配してしまいます。人はその偶像によって善悪の区別がつかなくなって悪いことさえ行なってしまうのです。人はそのような偶像を自分で作ってしまうのです。

 ですから聖書は自分のために偶像を作ってはならないと戒めているのです。

 世の中はこのように偶像となってしまうものが多くあります。お金などの富、地位や名誉、そして性的なことも人はそれを偶像としてしまいます。お金も地位も名誉も性もそれ自体が悪いものではありません。しかし人が自分の欲望のために用いようとするときこれらのものは偶像となり、人は罪を犯すのです。

 聖書は偶像を捨てなさいと教えます。そしてまず神様を信じなさい、そして神様を第一として生きなさいと勧めているのです。

( PBA制作「世の光」2012.9.1放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***

東海地方での世の光/さわやか世の光/ジェネレーションXの放送に協力してくださるキリスト教会・キリスト者の皆様の献金は、

  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
            
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■人生の宿題 / 岩井基雄 | トップ | ■神様のまなざし / 関根弘興  »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
これって偶像? (正木)
2012-09-15 15:43:39
十字架にはイエス様の像が付いてる物がありますが、これって偶像のようにも思えるんです。
イエス様は実際に存在された方ですから、違うかも知れませんけど、解らないので質問してみたいです。