ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

訃報 洪淳晩さん

2009-02-11 22:59:06 | 徐福伝説
徐福 http://jofuku-net.com/ のページに記しましたが、こちらのページをメインでご覧の方もいらっしゃるようですので、「ほるほる」にもお知らせしておきたいと思います。

2009年2月10日午前、韓国済州島で長年徐福研究を続け、徐福を通して韓中日の交流に尽力されてきた洪淳晩さんがご逝去されました。

2009年2月10日上午韩国济州岛的洪淳晚老师死。合掌。

2009년 2월 10일 오전 한국 제주도에서 홍 순만 선생님이 돌
아가셨습니다.



1992年秋に日本徐福会が済州島訪問をして以来、大変お世話になってきました。私のはじめの本を韓国で取り寄せて読んでくださっており、訪韓をきっかけに地元の新聞に記事を書かせてくださったり、様々な機会を与えてくださいました。
2002年に韓国の済州学会からの招聘で一人で済州島を訪ねた時は、到着の夜に夜中まで付き合ってくださり、翌日の学会会場までのバスに乗る時も「韓国語がわからないから彼女をホテルの前で必ず降ろしてやってほしい」とバスの運転手さんに頼んでくださったり、そのあとも会場まで心配してきてくださったり。
2006年秋に洪さんが中心となり、済州島で東アジア徐福国際学術セミナーが行われた際には事前に何度も電話で打ち合わせし、徐福の国際会議でこれまでできなかった討論の時間を韓中日の同時通訳を試みたことで実現させ、新たな可能性も見出してくださいました。

悔しく思うのは中国のある方の提案で、中国の徐福文献をその方が、韓国の徐福文献を洪先生が、日本の徐福文献を私がまとめ、3ヶ国語で出版する話をいただいたままでした。
洪先生は脱稿なさっていたのでしょうか?仕事の遅い自分が悔やまれます。

韓国通のIさんにご連絡いただき、Iさんの連絡していないだろう方(中国、韓国も)訃報をお伝えしました。皆さん大変驚きで、どんなに愛されていた方かと思います。

早乙女貢さんが亡くなり、洪淳晩さんが亡くなり、なんだか徐福をここまでしてきた方がふと目の前からいなくなる感じに言いようもない寂しさがあります。
ご冥福をお祈りいたします。

追記:Web上の「エキサイト翻訳」で中国語・韓国語を併記しましたが、おかしな文になってしまっていたようで訂正いただきました。やっぱり機械に頼ってはいけませんね。ありがとうございます。

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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訃報を受けて (村岡央麻)
2009-02-16 22:26:38
洪淳晩先生の訃報をいち早くお知らせいただいてありがとうございました。佐賀県徐福会は弔電をうち対応させて頂きました。夢にも思はないことでした。本当に残念です。
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