ほるほる

矢作川のほとりで枝下(しだれ)用水を、
徐福・百済王で中韓日の渡来人伝説を楽しむ
逵(つじ)志保のページです

元宵節おめでとう!提灯って・・・

2013-02-24 22:42:24 | シホのホ(雑記帳)
今日は中国の旧正月に続く初めの祝日、元宵節です。
旧正月から数えて15日目、最初の満月の晩とのことです。
(「旧暦こよみ」を見ると、本当の満月は明後日の26日(火)のようですが)
この日は元宵(あんこの入った団子)を食べたり、提灯をともして、そこになぞなぞを書いて
わかったらそのなぞなぞの紙をはがして持って行くと景品と変えてくれるんだと聞きました。

聞きました、というのは、昨日は東海日中関係学会があり、
講演は中華人民共和国駐名古屋総領事館の領事・黄菊花さんで、
(話それますが、会場の名古屋笹島の愛知大学。ものすごくきれいでした。)
冒頭から徐福が登場して興味深く、元宵節の話は最後の最後だったんですが
私たちはまだ正月休みなんですよというかたちでお聞きしました。

それにしても私たちは自分の経験でしか想像しないもので
私は「提灯」と言われて、江戸時代の武士が御用語用と駆けていくようなサイズの
提灯を想像していました。
それできょうたまたま中国の江蘇省連雲港市の方とメールすることがあったので
「元宵節おめでとう」とメールに添えたんです。
そしたら、この方、私の中国のお父さんお母さんと呼んでる方なんですが
こんな様子よと写真をいくつも貼付して返してくださいました。
それがこれ!



わーすごい!
と思ったら巳年だから?なんとも奇妙なTWETTY風のヘビも。



どこが提灯じゃーというくらい大掛かり。
きっともともとは提灯で、今はこんなに派手になってるんでしょうけれど、
なんだか写真で見るだけでも十分、縁起よさや楽しさが伝わってきますよね。
というわけで、お団子は我慢して元宵節をこの写真見て過ごすのでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岸田吟香が面白い!豊田市郷土資料館特別展(3月10日迄!)

2013-02-24 09:18:18 | シホのホ(雑記帳)
私、恥ずかしながら岸田吟香って知らなかったんです。
勤務地の愛知県豊田市の職場迄の道に、あれこれと近隣の展示や講演会などのポスターが貼られているところがあり、
そこに結構凝ったポスターがあって、
「明治の傑人 岸田吟香」とある。
知らないなあと思ったら端っこに「岸田劉生の父」とありました。
へえと思って、なんで豊田で特別展?と思ったら、吟香は挙母藩士だったときがあったのだそうです。
挙母=豊田です。

そうなのかあ程度でいたのですが、
先日、別件で豊田市郷土資料館に行くことがあって、
お願いしたことがちょっと時間がかかりますということだったので
それなら見ておこうと、ほんと気楽な気持ちで入りました。

いやいやいや、「時間がかかります」と言ってくださってありがとうございます、でした。
ここでの特別展は「挙母藩士だった」ということなのですが、
こんな窮屈なことやってられるかい!と彼は辞めてしまって、江戸でいろんな仕事に就きます。
その後、ヘボン式ローマ字のヘボン氏と出会うのですが
そのいろんな仕事の経験が初の和英辞書作りに欠かせない人材となっていたり、
日本で初めて新聞紙作ったり、目薬やなんかもうこのバイタリティはなんだという感じ。
彼の日記や新聞を読むと、べらんめえ調の口語体で実におかしい。
そして最後の方は日中交流に貢献するあたりも、こんな人いたんだあとほんと感激でした。
記事の挿絵もすばらしく、岸田劉生の父というより、これは岸田吟香の子が正しいと思ったほどです。

残すところこの特別展はあと半月となってしまいましたが、
お近くの方、いやいやちょっと遠くても、これは面白いですよ。
できればもっとおおきなところで資料は山のようにあるでしょうから
特別展やってほしいです。
(観覧料からわかるように、この展示で満足はしないと思いますが、
入口にはとても良い!)


平成24年度豊田市郷土資料館特別展
明治の傑人 岸田吟香 ~日本で初めてがいっぱい!目薬・新聞・和英辞書~

期日 : 平成25年2月2日(土)~平成25年3月10(日)
開館時間 : 午前9時~午後5時(午後4時半までに入館)
休館日 : 月曜日(ただし祝日の場合は開館)
観覧料 : 一般300円 大学・高校生200円
※ 70歳以上、中学生以下、豊田市在住・在学の高校生、障がいのある方およびその介護者1名は無料(要証明書等提示)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする