ど根性バスケ

近所の体育館で高校の県大会一回戦が行われるとのことで、母校を久々に応援に行った。

ああ、なんということ、私たちの時代からほぼユニホームが変わっていない。
ＯＧ会が贈った応援旗には卒業生の名前が毎年刺繍されていくのだけれど、
見ると着々と人数が増えて、布が継ぎ足してあった。
そこに名前を見つけ、ああ私も確かにここでやってたんだなあと思いながら、ユニホームが同じせいで、ついつい昔のメンバーを思い出したり自分をそこに見てしまったりした。
そして顧問のＴ先生がコートの中に入らんばかりに立ち上がって何か声を発するたびにドキドキしてしまった。

あんなに怖かったはずの先生に「シホが来てくれて嬉しいよ」と言われると、なんかもう「また来る、また来る」といいたくなってしまうのが不思議だ。

くじ運悪く、一回戦で敗退した母校のチームは、すぐに学校に戻って練習だと帰っていきました。
無我夢中で過ごした遥か20数年前が蘇ってくる時間でした。