先週日曜日、久々に車で敦賀まで。お気に入りの海鮮丼(うお吟!)を食べての帰り道、まだ時間が早かったので、これまた久々に長浜に寄ってみました。
黒壁ガラス館周辺は、行くたびに素敵になっている気がしますが、この日はクリスマスのための工作教室のようなものも道に出ていて、ひとつひとつお店を覗いて歩きました。
黒壁ガラス館の交差点をアーケードの方に歩いていくと、米川を渡ってすぐ左側に可愛らしいお店、ハンドメイド革製品・バッグ・雑貨のお店「手作りブラン・クチュール村」をみつけました。ペンケースやキーホルダーなど、あれもこれも欲しくなる品揃え、お店の中央にアクセサリーをみつけました。
革のピアスやイヤリングって、なかなかありそうでありません。そしていいデザイン。一緒に歩いていた母も気に入って、「プレゼントしてあげる」と言って、自分のイヤリングと私のピアス、そして娘・サホ(孫)のピアスを色違いで買ってくれました。親子3代お揃いです。
新潟で暮らすサホには10日遅れの誕生日プレゼントになるということで、プレゼント包装をお願いしました。
レジで受け取ってお店を出て、どんな包装にしてもらったんだろうと袋のなかを覗くと、素敵な小箱に入れられていました。母と「箱代サービスなんて珍しいね」と話して、このプレゼントが届いたらサホはどんなに喜ぶだろうと話して帰ってきました。
一日空けての火曜日、この日は親しい友人との久しぶりの夕食だったので、このピアスをつけて出かけました。つけてみるととても軽くてつけている感じがしないくらいです。気分良く出かけました。
ここまではとっても気分のいい話です。
ところが、電車を名鉄からJRに乗り換え、駅を降り、職場についてトイレに行って鏡を見て愕然としました。「ないー、右耳にピアスがない−!」
初使いだというのに、通勤途中でピアスを落としてしまったようです。この時の落ち込みようと言ったら、本当に悲しくなり落ち込みました。
先ずは鞄の荷物を全部出して確認、なし。続いてお昼休みに駅まで道に落としていないか歩いてみる、なし。この日は雨がひどく、約束していた夕食が取りやめになり、くまなく帰り道も落ちていないか見ながら帰るもそれらしいものをみつけられず。
がっかりしながら、サホがピアスが届いて感想を言ってきたらなんと言おう、「もうお母さんはありません」なんていうのお?母が「ピアス良かったね」と言ってきたらどうしよう。
もうなんとしても入手しなくてはと思いました。
先ずは明日、名鉄電車とJRの落とし物コーナーに電話をしよう。でもここで見つかる可能性は低い・・・。
そうだ、確か一品物でお店に出ているものしかないと言われたけれど、オンラインショップもあるような話だったから、HPを見てみよう。
ところがオンラインショップにはアクセサリーはありませんでした。どうしよう。
そこでHPのお問い合わせ欄に無くした事情を記し、「片方は残っていますが、ぜひ同じものをもう一度購入できないものでしょうか?」とメールを送りました。
ピアスを落とした火曜日深夜のことでした。
水曜日の朝、なんとすぐにメールの返信がありました。
「ご連絡頂きましてありがとうございます。手作り革雑貨ブラン・クチュール店長の水上と申します。先日は店頭にてアクセサリーのご購入誠にありがとうございます。ピアスの件、確かに承りました。もしよろしければ無料で不足の片方をお送りさせて頂きますのでご住所等お知らせ頂ければ幸いでございます。」
このメールを読んだとき、どんなにうれしかったか。入手することができればじゅうぶん嬉しく、購入するのがあたりまえのことなのですが、朝、店長がメールをご覧になって、即答で送ってあげようと思ってくださったことに、感謝の気持ちで一杯になりました。それから購入したピアスの革の色などをお伝えし、到着を待つことになりました。
サホにも母にも、無くした片方を送ってもらえることになったと、落としたところからの経緯を話しました。
そして金曜日の晩、落としたピアスと同じピアスが届きました。
「手作りブラン・クチュール村」ってこんなお店です。
お近くに行ったら、ぜひ覗いてみてください。私もまた伺いたいと思います。
本当にありがとうございました。