歓びは隠すべからずチューリップ ひよどり 一平
わが世の春を謳歌していた桜の花も、今や見る影なく散ってしまった。
不確かな旅始まりぬ花筏 ひよどり 一平
花筏見送る鬼の眼に涙 ひよどり 一平
ここのところ、地球が騒々しい。まるで、卓袱台返しの寸前の有り様です。
とりわけ、政治、経済、、軍事などの分野が騒がしい。
そう言えば、蝌蚪(おたまじゃくし)の国も、絶えず泥をかき回して、大乱の図。
しかし、怪我人も出さずに治めるのだから不思議です。
争乱の仕方が上手なんだねぇ。
鎮もりて次の乱待つ蝌蚪の国 ひよどり 一平
それぞれにそれぞれの影母子草 ひよどり 一平
それぞれの影美しき母子草 ひよどり 一平
子は母に、生活の贅を求めない。
健康な日常にこそ安らぎを感じるのではないか。
通院の段取りよろし山笑ふ ひよどり 一平
こんなこと、自慢できることではないのです。
でも、ほかに、何もないものですから、つい……。