安倍内閣になってから、いろいろなことが起こってきている。
拉致被害者等の安否確認が急がれ始めた。日本としては遅すぎた動きだった。
北朝鮮側の調査体制を見極め、日本独自に行っていた制裁措置を、徐々に解除するのだそうだ。一筋縄では行かない予感がする。あの北朝鮮のことだから、ドンデンガエシだってあり得る話だ。
制裁解除だけは慎重に進めて欲しい。北朝鮮は信用できない。
集団的自衛権の話が、急速に動き出し、7月1日の臨時閣議で決定された。
公明党がぐずぐずとしていたが、どこでどのように党内的なドンデンガエシがあったのか、急転直下、自民党に賛同する話となった。
例によって、首相官邸前では、「反対」、「反対」の大騒ぎ。「今までの日本は、『憲法9条』があったから血を流さずに済んだのだ」と、「一国平和主義者」たちが、大騒ぎをしている。
一方の安倍首相は、「今後50年、日本は安全だ」と言って、集団的自衛権の効用を説いている。
今、世界は、かなり波が高くなって来ている。中東もアジアもユーラシアも、一触即発どころか、すでに多くの血が流されている。
「私たちは平和主義者です」と言っていれば、巻き込まれずに済むのだろうか。
過去が安全だからと言って、今後も安全だという保証はない。世界は流動的だ。狼やライオンや豹が跋扈している。
そんな中、集団的自衛権が効果的なのかどうか。すでに賽は投げられた。
私は、安倍総理のこの度の決断を歓迎したい。