極く甘い言葉遣いをすれば、かれは数少ない幼馴染みだった。
酒を浴びるほど呑む豪快なヤツだったが、その酒が命取りとなったのだろうか。最後は肝臓癌だった。
事業欲が旺盛で、最後まで死を受け入れようとはしなかった。
二十数年ほど前の初秋だった。
人の一生は予測できない。頑健なヤツが先に逝き、むしろひ弱そうだった私が残っている。
私の気分としては、まだ暫くは残っていたい。
底紅や訃報は夜半過ぎのこと ひよどり 一平
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寿命は天のみぞ知るということでしょうか、
見た目の頑健さもひ弱さも全く関係はないようですね。
百薬の長が命取りになったとは・・ちょっと残念です(笑)。
人間の寿命って人それぞれなのでしょうね。
日々を充実させて暮らせたら最高ですね。
せっかくの百薬の長によって命を縮めたのでしょうか。
もっとも、飲酒と肝臓癌の因果関係がどれほどのものであったか、素人には即断は出来かねましたが。
友人の場合、暴飲暴食によって肝臓を痛めながら、
飲酒を続けたことが問題だったようでした。