新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

少年の日

2020年03月20日 12時06分49秒 | 写真と俳句

   花なづな少年の日のあれやこれ   ひよどり 一平

  (はななずなしょうねんのひのあれやこれ)

   ・・・・・・・

 少年と呼ばれたのは遥かな昔。

 色々なことがあった。

 小学校に入学する前、隣のみっこちゃんが引っ越して行った。淋しかったなぁ。

 しかし一番は、やはり戦争のことか。

 真夜中にアメリカ海軍の艦砲射撃に遭い、土砂降りの中、山のトンネルへ逃げた。

 その幾日か後の深夜、今度は爆撃機の空襲に遭って、沢山の家が焼けてしまった。

 戦争に敗けたのは、その年の夏休みだった。

 壊れかけたラジオから流れた天皇陛下の玉音放送。「堪え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・」は、その時に聞いた言葉だ。

 二学期からは、教科書の所々を墨で塗りつぶして使った。変な気分だった。

 戦争の思い出はいろいろあるが、少年にとって、さほど恐怖はなかった。

 むしろ新型コロナウイルスのほうが恐ろしい。

  

 

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2 コメント

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太郎ママさんへ (ひよどり)
2020-03-21 11:56:36
三味線のバチに似ているとかで、ぺんぺん草とも言ってます。
そのほうが馴染めるかもしれません。
薺は七草のうちの一つですから、食べたのですね。
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Unknown (太郎ママ)
2020-03-21 07:05:22
「花なづな少年の日のあれやこれ」

ナズナの花はぺんぺん草とも言いませんでしたっけ?
若いナズナは摘んでお浸しで食べた記憶があります。
セリとかと同じ感覚での食でしたが。
返信する

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