自然公園に隣接する稲田へ行ってみた。そこそこは稔っていたが、上出来とは言えない。素人の私でもなんとなく分かる。
写真を撮ろうと思い、腰をかがめてカメラを構えた。なんとも気に入らないので、二歩、三歩と下がった。足が縺れて、ずっでんどー!!
つまり、うしろへひっくり返ったのだ。背負っているリュックには、レンズが入っているので重たかった。だから、まともにひっくり返った。
今の農道は立派な舗装道路。友達にも聞いていたが正にその通りだった。後頭部にズキンと衝撃が走り、目から火花が跳んだ。
気を取り直して起き上がり、水を飲もうとしたら、手持ちのペットボトルは空っぽだった。よろよろと公園へ。
公園のスタンドでは水とスポーツドリンクは売り切れ。気を取り直して帰路を急いだ。
稲の香やしたたかに打つ後頭部 ひよどり 一平
(いねのかやしたたかにうつこうとうぶ)
「年齢を考えてくださいね」という声が聞こえた。
幾つになっても、私は反省しない男のようだ。
大丈夫ですかぁ?
打ち身は後で痛くなりますからね。
お大事にしてくださいね。
危ないですね。
実はワタシも同じようなことしてしまったことあります。
カメラ構えて安定感を欠いてしまったのです。
言ってみれば足腰の衰えとも言えますか(笑)。