実柘榴ふたつその行く末をわれ知らず ひよどり一平
(みざくろふたつそのゆくすえをわれしらず)
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この家の昨年の柘榴の実が、どのような道を辿ったのか私は知らない。
今年も幾つかの実を付けた。
この柘榴の実たちの今後も、私には知る由もない。
この家の主婦とは顔見知りなのだが、気恥ずかしくて訊ねられない。
その内に柘榴の実が熟れて、一つまた一つと姿を消していくのだ。
当たり前のことだ。
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昨晩のこと。「名月ですよ」という友人からの電話連絡があった。
窓を開けてみたら、まさしく名月だ。
撮影しようと思ったのだが、望遠レンズ、三脚が行方不明。腹が立ったが途中で断念。
今夜こそと思っていたが、今のところ月の姿はない。
実の数も少ないです。
それだけに珍しくなって撮っています。
しかし、私は一度も味わったことがありません。
菩提寺にはザクロの木が数本あります。
先代の住職が植えたのですが大きくなってたくさん実を付けています。
今日お参りに行くので今年のザクロの実を見てきましょう。