新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

いのちの限り

2016年08月14日 19時46分16秒 | 写真と俳句

 八月に入る頃から、蝉の鳴き声が入れ替わる。

 耳の奥に焼き付いていた油蝉やみんみん蝉から、「つくつくほーし」へ移っていく。

 残暑の午後であっても、「つくつくほーし」や「ほーしんつくつく」が聞こえると、耳が秋を知ることになるのだ。

 「あーあ、もう秋か」

 おのづと寂寥が胸に忍び込んでくる。

    こゑかぎりいのちのかぎり法師蝉   ひよどり 一平

コメント (8)
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