経済状況は好転の兆しなし。
にもかかわらず、消費増税をあっさりと決めてしまった政治家たち。一体改革だったはずの社会保障制度はどのように変えるのか?
一方、領海問題では、ロシア、中国、韓国にすっかりからかわれてしまって……。
ところが、日本の政界は、政局にウツツを抜かしている始末だ。政治家たちに、国土を守る気概があるのだろうか。
すっかりイヤになってしまったのだが、今のところわれわれ国民は手も足もでない。民主党と自民党の党首選挙が終わらないと、先行きが見えない状況だ。
両党とも、「選挙の顔」選びに余念がない。かれらにとっては、「国家・国民のための政策論議」より、おのれの選挙事情が最優先なのだ。それが民主主義の所以と言えば格好がいいが、つまりは個利個略。
とんでもない国になってしまったようです。
虚仮の世の虚仮こそよけれ吾亦紅 鵯 一平