昨日も、衆院予算委員会の審議を見ていた。
やはり、野党の各委員は、政治とカネの問題を取り上げた。
もちろん、論議はそれだけではなかったが、マクラはその問題だった。
集中砲火を浴びたのは、渦中の一人である鳩山総理。
しかし、何を言っても「蛙のツラ」になんとやら。
困ったような顔はするが、答弁は同じ言葉の繰り返しだった。
自民党の加藤委員は、「全国の税務署では、納税者との間で、いろいろあるらしい。もし、納税に関して問題が広がったら、総理を辞任してほしい」、という内容の話もあった。
鳩山総理は、いつものギョロ眼で、「フニャラフニャラ・・・」だった。
納税は国民の三大義務の一つ。
我々はナケナシの中から、税金を払っている。
「知っていた」とか「知らなかった」の話ではなく、半ば強制的に払わされてきたのだ。
ところが、政権党のトップとセカンドが、「政治とカネ」の疑惑にまみれ、あまつさえ、脱税とすら言われている。
「困った」 を通り越して、「情けない!」ことではないか。
「国民の皆さんには信じてもらえないかも知れませんが、本当に知らなかったのです!」
そのような人たちに、我々は「税金の集め方」や「税金の使い方」を扱わせている。
とても恐ろしいことだ。
報道によれば、昨日の午前中、鳩山総理と小沢幹事長が会った。
「引き続き、幹事長を続けていいか?」という幹事長に対して、鳩山総理は、「どうぞ続けてください」と答えたという。
その後、小沢幹事長の記者会見があった。
テレビで見た限り、すこぶる元気で強気。
不起訴になったので、以前の傲岸不遜に戻りつつあるようだ。
アメリカから声がかかったことも、強気の原因になっているのかもしれない。
夜になって、各メデイアの世論調査が出た。
「小沢幹事長の辞任を求む」が、60~70%程度だった。
鳩山内閣の支持率は40%台。つまり、あまり落ちない。
民主党の内閣や、鳩山首相、小沢幹事長に代わる他の人が見当たらないのだろう。
たしかに、今の自民党ではダメ過ぎる。
これではこの国はダメだ。国民が政治から離れてしまう。
どのような政策でも、遂行する側の人は、謙虚で清潔な人であってほしい。
それでないと、信頼してついていけない。少なくとも私はそうだ。
それとも、国民は、「子供手当て」をもらえばいいのだろうか。
「高速代金」がタダになればいいのだろうか。
こんな人たちが、外国人に信頼されるのだろうか。
ここで腹を立てても仕方がないのだが。
このような記事を書いていて、ひどく虚しい気分だ。もう止めよう。
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