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新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

竹細工(大汐会報告その2)

2013年07月11日 20時23分59秒 | インポート

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 大汐会報告ーその2

 去る7月7日の大汐会は、14名の参加であった。

 参加出来なかったメンバーの近況について、幹事から説明があった。欠席者の中に、連れ合いを亡くした者が2名。哀悼の誠を捧げたい。

 酔っ払う前に、恒例の参加者の近況報告。司会は最年少のT,M君だ。しかし、今年のT,M君の司会は、少しばかり趣が異なっていた。毒舌っぽさが緩められ、やや優しくなった感じだ。

 司会が優しくなったぶん、各人はマイペース気味となりがちなのだが、そこは永年の付き合いがあるので、それぞれが牽制し合いながらほどよく進行していった。

 アルコールが容赦なく廻りはじめるにつれ、舌の回転もドンドンと調子を上げて行く。

 外国旅行の報告、ボランテイアのこと、病気のボヤキ、農作業の状況報告などなど、内容が豊富な上に、失敗談や軽めの自慢話もあって、とにかく笑いっぱなしであった。

 幹事の下支えがあってのことではあるが、40年という年月の積み重ねが、このような雰囲気を醸し出しているのだろうか。芳醇な日本酒を感じさせる幸せなムードだ。

 写真の竹細工は、司会役をつとめたT,M君の作で、来年の干支の午。午年生まれのメンバーに進呈したようだ。私は戌年なのだが、会長の役得としていただいた次第。

 蟋蟀やバッタなど、精緻を極めた作もよかったが、「午」のような飄逸な味もいいものだ。

 

 

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老残

2013年06月21日 16時14分26秒 | インポート

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 久しぶりに、ある句会(一樹会)に参加した。

 はじめてお会いする人もいた。勢いづいてきた句会の雰囲気を感じた。

 句会終了後は、例によって二次会。つまり飲み会となる。

 酒量や塩分の摂取に制限のある私にとって、気兼ねせずに参加できる酒席だ。

 「酒は一合を限度」とか、「塩分は控え目」なんぞと言いながら、チビリチビリと呑む酒は味気ない。同席の人たちにとっても、気に障る存在ではなかろうか。

 元来、おつまみにはあまり欲がなく、「鰯の丸干し」とか「胡瓜の浅漬け」でもあれば、大満足の私ではあった。だから、おつまみはどうでもよかった。むしろ、気を使ってオーダーしてくれる幹事には、とても申し訳なく感じている。

 しかし、酒量の制限は辛い。もともとが日本酒党の私にとって、一合の酒で我慢するのは大変なことなのだ。

 幸いにもこの会は、酒の無理強いをしない。実のところ、私にとって、無理強いをされない酒席は、とても味気なく淋しいものなのだが、現在の体調から言えば、この上なくありがたいのだ。

 当然のことながら、老いるにつれて酒席の数は激減してきたが、それでもまだまだ「無理強いする」仲間は多い。そんな飲み会からは、自然に遠のいてしまった。

 まして、カウンターに突っ伏しながら、女将さんを口説こうとしていたあのころの元気はすでにない。

 老残を持て余しゐる端居かな  鵯 一平

 老いるとは無残なものだ。淋しいかぎりではないか。

 それにしても、俳句は一向に上達しない。

 そろそろ「投げどきかなァ…?」と、思案している昨今だ。

 

 

 

 

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ニッポンよ!

2013年06月03日 20時34分52秒 | インポート

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「ニッポンは右傾化している!」

 国外はおろか国内からも、そんな意見が出ている。

 本当にそうだろうか?

 私の眼には、依然として、「東京裁判史観」から抜け出せないでいる「腑抜けなニッポン」が気になって仕方がない。

「村山談話」や「河野談話」の見直しをするとかしないとか・・・?

 敗戦国日本が国際社会に復帰する過程で、「東京裁判」が開かれ、その審判結果を受け入れざるを得なかった。そのことは、現段階においては否定しがたい現実だ。

 東京裁判は「事後法」によって裁かれた「戦勝国による見せしめ裁判」ではあった。

 しかし今、それを言い立てても始まるまい。首相や市長が力んでみても、国民の意識が追いついていないのだ。決して、「国民の認識不足」を責めてはいけない。

 外に向かって勇ましくラッパを吹く前に、国民の「認識」や「意識」を変えなければダメなのだ。

 一夜にして10万人が殺された「東京大空襲」や、一瞬にして幾万の民間人を焼き殺した『原爆投下」を、日本人はどのように受け止めているのか?

「日本が侵略者だったのだから、国民が虐殺されても仕方がなかったのだ」

 アメリカや中国や韓国の人々がそのように思っているのは仕方がないにしても、多くの日本人も、そのように思い込んでいる。アメリカやその外の国のキャンペーンにすっかり乗せられているのが日本人なのだ。

 GHQの占領政策や東京裁判によって、日本人は洗脳されてしまった。その尻馬に乗った「自虐的教育」によって、「右傾化」どころか、「蛸壺」から一歩も出ていない。

 私たちの年代の老人たちですら、「明治時代以降の歴史はちゃんと教えて貰えなかった」なんぞと言って恥じない。情けないではないか。自らがどうして勉強しないのか。

 つまり大方の日本人は、右や左を別として、とにかく「お勉強」すらしていない!

 「日本人から観た歴史認識」について、しっかり教育をしないと、安倍さんが何を訴えようとしても、マスコミにたたかれて終わりだ。

 まずは「歴史認識の国民的論議」がなければ、この国は立ち直れない。

 安倍首相が掲げている「日本を取り戻そう!」は大賛成だ。

 しかし、急がないで欲しい。「国民的な理解」に意を注いで欲しい。そこから始めないと、愚かな「反日的マスコミ」の「愚かな利敵キャンペーン」を張られて、「第一次安倍内閣」のテツを踏むことになるのではないか。

 まして、「どっちに付けば当選できるか?」しか頭にない議員がほとんどなのだ。

「侵略」の論議にしても、「慰安婦」の論議にしても、言えば言うほど日本が不利になってしまう。つまり、国際社会からの誤解が深まるだけだ。

 日本の溶けゆくばかり炎天下  鵯 一平

 もっとも私の意見なんぞは、「軍国主義亡者の妄言」としか思われまいが・・・。  

   

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たんぽぽ

2013年04月09日 19時51分42秒 | インポート

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 今年の春は、例年になく、強風が吹き荒れました。

 「爆弾低気圧」が日本海を北上し、列島に無残な爪痕を残して走り去りました。

 それでもまだ吹き足りないらしく、今も窓の外は風の音。夕方になって吹き始めたのです。

 桜の花は薄紅の蘂(しべ)を残して、散り果ててしまいました。

 しかし、それはそれで趣きがあります。

   蘂のみの桜となりて明日の夢  鵯 一平

 蒲公英は強い花です。冬のさなかでも、日だまりには咲いています。

 とは言いながらも、絮(わた)を飛ばす風情はまさに麗らかな春の一景です。

   たんぽぽの絮に思いを託したき 鵯 一平

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四月馬鹿

2013年04月01日 20時50分23秒 | インポート

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 今日は四月一日。

 この日をエープリル・フールと言って、罪のないいたずら程度の嘘なら許されるのだそうだ。

 もちろん、日本古来の風習ではなく、ヨーロッパから伝わってきたものらしい。

 もともと不真面目な私だが、そのような嘘を言ったことがない。

 なんとも無粋な話ではないか。

 四月馬鹿叶ふはずなき老いが恋  鵯 一平

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