妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

女装と日本人

2009年02月01日 | 読書
女性の服を身にまとい、相手を油断させ熊襲を暗殺した、
ヤマトタケルの神話をご存知の方は多いと思います。
ただ、私のなかで、現代の女装者との過去との繋がりが、
明確ではありませんでした。
御稚児、白拍子、陰間とか、歴史のなかに現れるのですが、
その時代に生きた人の気まぐれで、歴史に現れては消える、
時代の徒花のようなものだと思っていました。

考えてみれば、お昼時や、ゴールデンタイムに
異性装者や性越境者が普通にテレビに出演する環境は、
最近では男子高校生までも女装していましたよね。
とても不思議なことかもしれません。
現実にすれ違ったとき、子供の質問に返答に困るものの、
あっさりと、「おとこ女」として流してしまうことも、
考えている以上に、街に溶け込んでいるのかもしれません。
もちろん、それが受け入れることとは、違うかもしれませんが、
決して表舞台に出る事はなくても、
昔から、人々の生活の片隅に、住んでいたのだと知りました。

ここで浅学な私が何かを書くよりも、
三橋順子著 女装と日本人 講談社現代新書刊を、
読んでみてください。
ブラを身に着けて、その感触の素晴らしさに恐れを感じている人
女装ということに、後ろめたさを感じ、迷っている人
そんな人達には、是非読んでいただきたいのです。
歴史はもちろんですが、現代の女装についての章を読むことで、
不安な気持が少し和らぐのではないかと思います。


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