引き続き熱中症話題です。
忘れもしない2001年7月22日、ハリ天が初めて
熱中症で苦しんだ日であります。
梅雨明け直後で気温が37度だ38度だと言われた長崎は五島列島・福江島。ここで、第1回アイアンマンジャパンが開催され、第1回大会マニアのハリ天は張り切って参加。高校生だった次女とまだ就学前の長男も伴い、長崎見物も兼ねた小旅行でした。
さて、スイム3.8kmを予想外の好タイム(1:14)で乗り切り、気分よくバイクに突入。当時は一番好きな種目でしたから張り切っています。先行していたライバルに30km地点で追いつき追い越し、まさに絶好調。・・・かと思われた60km付近、なにやらずーっと頭が痛い。気にしながらペダルを回していましたが、徐々に痛みは増してくる。ガンガンガンガンと音がするかのよう。そればかりでなく、吐き気も加わってきて大いにあわて出す。いっそのこと戻してしまえばよさそうなのに、沿道の応援激しく情熱的で、止まろうとしようものなら「なんばしちょっとねぇ!」と叱咤の声。止まれない。
しかし、もうおかしいことは明らか。スイムの周回で浜にいったん上がった時、水を摂っていなかったのがいけなかったか。脱水症状か熱中症か。とにかく水をとろう。
エイドごとに用意されていた氷水をかけまくる、飲みまくる。そのうち鳥肌が立ち、寒くて震え出す始末。焼け付くアスファルトの上に裸足で降り立ち、氷水で冷えすぎた身体を今度は暖める。上り坂はフラフラになり、泣きそうになりながら必死で上る。高いお金を払ってここまできてるんだ、みんなを連れてきているんだ・・・。けちくさい根性だけは途絶えることなし。
バイク110km地点。家族の応援を受ける。ちょっとやばいんだぁと言ったものの、素通り。後で聞けば何をふざけて蛇行しているのかと思ったとか。相当に危なかった様子。
この後、150kmの表示を過ぎた途端、「えっ、何? 今まで何してたの? オレ誰?」って感じで正気に戻る。そう、「どこでもドア」を使ったかのような瞬時の変化。以後、何事もなかったかの如くレース続行。
危ないレース中の熱中症体験でした。昨日の比じゃなかった・・・。奇跡の復活劇でした。
【本日のトレーニング】
・non
あっちーっけど、ちょっとやっとくかと目覚ましは4時にセット。
動物的勘ってやつで3時50分に目が覚める。どうよと一人で威張ってみたものの、かなり眠い。昨晩0時頃、ペルセウス座流星群が見頃というので一人で裏山のお墓の横まで上がっていたせいで寝るのが遅くなっていた。(30分粘ったけど流れ星はほんの数個だけ、ガクッ)
知らずに再び夢の中。5時。ハッ、バタッ、6時過ぎ、慌てて起き出すが陽はもう高い。
午前中に戻ってこれる範囲のバイク練。
山王峠~山伏峠~秩父~定峰峠~東秩父~小川~越生~飯能~/約113km
暑い時は高い山か風切るバイクだぁとご機嫌だった・・のは定峰峠を越え、コンビニ補給したところまで。(久しぶり~)
「熱中症に気をつけてよ」とわざわざ釘を刺されていたのに・・・、見事に喰らってしまいました。
頭が痛くなり始め、徐々に気持ちも悪くなってきた。平地で時速23kmなんていうのろさなのに、太ももピクピク痙攣まで。
水を買って、飲んで、かぶって・・・ようやく走る。
危ない危ない、気を確かに持てよ、何度も言い聞かせながらあと5km、4km、3km。なんと長い道のり。
辿り着いて水シャワー。体重計れば2kg減。完全脱水状態じゃないですか。
あ~あ、こんなことしちゃいけませんでした。
【本日のトレーニング】
・Bike113.82km/5:37(実走4:56)
・ビリーDisc1/53min.
【明日を見つめて いつもイラスト描いてくれている三女・結の写真】
「本日のトレーニング」をこのブログ内でも記録しているけど、よく見ると最近ほとんどトレーニングらしいトレーニングをしていないことに気がつきます。もちろん山も走っていません。
ちょこちょこっとお茶を濁してはドカンとレース・・・。
しかし、この本番(レース)の時は、想像以上に走れているのです。自分でもびっくりです。これまでの長い経験から蓄えは早くて2~3ヶ月後くらいに花咲くといった感じでしょうか。
今、ハリ天が練習なしにそこそこ走れるのは、ちょうど4~5月頃の頑張りが活きてきていると言えます。さらに練習で酷使していないので本番は非常にフレッシュな状態で臨めているのでしょう。
「練習そのものが好き」という場合もあるので、すべてにあてはまるわけではありませんが、如何に自分の力を上手に引き出すかという最大限の命題に取り組もうとすると、本来の練習計画そのものについて、もっと大胆に切り込みを入れてもいいかもしれません。(って、書いていると自分はとっても計画的で緻密な人間のような気がして来ちゃいました。明日どうするか決められないくせに)
【本日のトレーニング】
・non
懐かしの写真で振り返るハリ天家富士登山の歴史です。
●2002年 富士宮口から日帰り登頂を試みるも長男・高山病に苦しみ9.2合付近で泣く泣く下山。(ハリマネ・次女・三女頂上まで)
●2003年 河口湖口から「元祖室」(3250m)泊で無事全員登頂(ハリ天・ハリマネ・長男)。手が冷たくて泣く長男。剣が峰付き。
●2004年 河口湖口から「富士山ホテル」(3400m)泊ですんなり(ハリ天・長女・長男)。
剣が峰付き。
●2005年 富士宮口より長男リベンジ戦は「萬年雪山荘」(3460m)泊。(ハリ天・ハリマネ・長男)。剣が峰付き。
●2006年 河口湖口より「富士山ホテル」(3400m)泊にて(ハリ天・ハリマネ・次女・長男)。剣が峰付き。
●2007年 吉田口・馬返しより(ハリ天・三女・長男)。6合目よりハリマネ合流し「太子館」(3100m)泊。剣が峰付き。
みんな大きくなりました(老けました)。
【本日のトレーニング】
・non(草むしり大汗)
6年前はハリ天ですら頂上に立ったことのない富士山でしたが、「富士山に行きたい」という当時小学校1年生の長男の一言で始まったハリ天家の富士山詣。今年でとうとう6回目となりました。
さすがに6回目ともなると、すべてにおいて「まぁ、なんとかなるだろう」という空気いっぱい。
・・でしたが、夜になって長男がひどい鼻炎気味、高山病気味・・。おかしいな、大丈夫かな、今年はやめるようかな、無理させてもあんまりか、せっかく三女が来たのに、起きてる方がよければいっそのこと寝ないで山頂目指してしまおうか、あ~あどうしよ、どうしよ・・・。結局ハリ天、ほとんど眠れず。
おまけに、日曜日の奥武蔵ウルトラの残骸・・・も。足・・つらい、結構。
それでも、影富士は素晴らしかったし、次々湧き上がる夏雲のおかげで、お鉢巡りの最中も感嘆符の連続。我が家で唯一3776m地点に立っていなかった三女もついに。
どっと疲れたけど、終わってみればやっぱり日本一の山。毎年毎年懲りもせず、何故富士山へ登るのか・・疑問が少し解けるのです。
奥武蔵ウルトラマラソンでは、走るのとは別のたくらみが・・・。
ウエストバッグは付けず、手には防水デジカメ(オリンパスμ725SW)を握りしめて走る。
これです。
暑くなればなるほどエイドでは水をかぶります。
電子機器に水は禁物ですから、いつもはカメラを濡らさぬよう濡れないように気を張り巡らせながらでないといけません。
ようやく完全防水デジカメを手に入れたのでわざとらしく、これみよがしに水をかけちゃったりして、エイドのおばちゃんに「あれ~、大丈夫?」なんて言わせて喜んでしまいました。
そして、この手のカメラでなければ撮れないショットを求めての75キロか・・・。
なかなか「これだっ!」は訪れず、距離だけが進みました。
・・・と、折り返し。赤ふん兄ちゃんに水をかけてもらいながらチャレンジ!
ついに、ベストショットです。
【本日のトレーニング】
・non
真夏のウルトラマラソンなんて体に毒・・・そんなこと言われちゃ走らないわけにはいきません!(っていうタチなんですね)
久々ゴール後のノックダウンがありましたが、こうして思い返してみるとやっぱり相当に楽しかったです。
午前6時、和気藹々のスタート直後。知り合いを見つけるためにキョロキョロと忙しい。
夏の花・カンナがあちこちで迎えてくれます。よくある写真ですが・・・。
しかし、一番多いのは柚子の木。そう、このあたりは柚子の産地なのです。
この大会の売りは何と言ってもエイドの充実。
鎌北湖を回ったところで虫取り少年・ヨコヤンさんに出会いました。この後も人気者だったご様子。
ハリマネが前日受付に付き添ってくれた際、強引にスカウトされた見晴台エイド(30.6km/58.8km)では、Goさん筆頭に盛大な歓迎を受け、アイスマッサージの特別サービス。思わずコウベを垂れるハリ天狗。
バイク応援の素浪人さんに手を振りながら(写真ありがとうございます!)前半はこうやってお気楽お気楽。
やって来ました折り返し地点(44.7km)は、毎年ビキニの美女が・・・と評判エイドですが、今年はなんと赤ふん兄ちゃん登場。思わず襟を正して水をかけていただきました。
後半はいつの間にやらツツツツッツーとスイッチオン。すれ違う知り合いの方々の写真を撮ってあげながら、実はパワーを吸い取っていたりして。
何故か体幹にきちっと力が入っていて、いつもなら訪れるフォームの乱れがやって来ません。50km、55km・・・キロ5分台が安定してきて、前を行く選手を次々とパス。こりゃ、もしや「ビリー効果」?
そういえば登りになると耳につくのが「ワンツー、スリフォー・・」というビリーの声、そしてさらに「カンニィッ、カンニィッ(カウントイット)」。登りのリズムと見事にコラボするのです。このままゴールまで行けたらビクトリー!!!!
以後、ゴールまで一人も抜かれることなく頑張れました。(あっ、最後に抜いた人に抜き返されましたが)
【shi_bashiさんより最後の気合い入れ】
ただ、70km過ぎ、さすがに足がジンジンとしびれてきてスピードダウン。もうこれでいいかなとも思ったものの、残り1キロで最後のスイッチオン。まだバネが残っている自分に本気で感激。しかも跳ねても痙攣知らず・・・。最高心拍数(178)をゴール直前、シャッターを押しながら記録できたとは、こりゃ満足至極。過去最高のウルトラとなりました。
【素浪人さん提供です】
今回もハリマネをはじめ、素浪人さん、ヤフシゲさん、ニシムラさんに途中の応援や補給をいただきました。長い時間の心のこもったボランティアの皆さんにも感謝です。スーさん&あこさん、女将さん、リキちゃん、鉄人&クニリンさん、かどさん、あくびさん、小虫ちゃん、ヨコヤンさん、ももたろうさん、makotoさんの友人のヒライさん(入賞おめでとうございます)・・・その他たくさんの皆さん、一緒に力一杯遊ばせていただきました。お腹いっぱいで満足満足のハリ天です。
☆ラップです。
05キロ 0:29:10
10キロ 0:56:37(27:23)
15キロ 1:23:43(27:06)
20キロ 1:57:50(34:07)←写真撮影たくさん
25キロ 2:27:39(29:48)
30キロ 2:57:20(29:41)
35キロ 3:31:44(34:23)←Goさんの愛すマッサージ!
40キロ 4:02:08(30:23)
45キロ 4:31:13(29:05)
50キロ 4:59:38(28:25)
55キロ 5:28:00(28:22)
60キロ 5:56:00(27:59)
65キロ 6:23:58(27:58)
70キロ 6:51:22(27:24)
75キロ 7:19:19(27:56)
☆平均心拍数151
☆最高心拍数178(ゴール直前)
☆累積標高1755m
その他の写真をアルバムにアップしました。2分割にしてあります。
【本日のトレーニング】
・ビリーDisc3/35min.
「レース奮戦記」(みどりの風)用になんか入れとかないとなぁ・・ということで、そう言えば明日は「奥武蔵ウルトラマラソン」75kmです。ちゃっかりいつの間にかエントリーしてました。
ロードを走っていないので、なんだか新鮮な気分。明日は久々思いっきりやるぞぉ・・っと言ってるけど大丈夫か、ハリ天。
夕方時間を捻りだして、応援ポイントの確認をというハリマネと受付に行ってきました。会場でいきなり同い年軍団の一人・King-Goさんとバッタリ。大騒ぎされてタジタジしながら、なんだかとっても元気をもらってしまいました。
いつでもどこでも明るく元気よくというのは、実はとっても大切な要素の一つだなぁ、あらためて・・・。
明日は暑さに負けず頑張ろう。といっても自重に自重を重ねて、無理はせず、その代わりしっかりと走りきれますように。
【会場の安売りでゲットした「NB」ってNew Beetle? Naoto B型?】
【本日のトレーニング】
・non
今回のトレードにあたっては、何人かの代理人との交渉がありました。いつものことですが、なるべく安く、いいものを手に入れたいのは当然。しかし、ハリ天にとっての最重要事項はいかに気持ちよく交渉を行えるか、常にこの1点にかかっています。
選手は実際に使ってみなければわかりません。我が家にフィットするかどうかも一員として動いてもらって初めて判断できるもの。すると、この選手を信用してもいいのかどうかは、交渉に当たる代理人の人間性にかかってくるわけです。周波数がピピッと合致し、ハリ天の頭の中で大きなマルが描かれた時点でほぼ決まりです。
今回は初めにあたりをつけた所で選択候補選手のどんでん返しがあったものの、気持ちのよい代理人(電話交渉だけでしたが)に巡り会えて、ほぼ意志決定。
・・・のはずだったにも関わらず、さらに安くお気に入りの選手が現れてしまい、しかも代理人の誠実な初々しさ(娘と同い年だった)にグラリと来て即決。大逆転の電撃トレードへと発展したのでした。
ところで、今回新加入選手、実は新人ではありません。北陸の地ですでにデビュー戦を果たしているものです。でも、まだ初々しさ大いに残る若者(9000km)です。我が家にトレードが決まってから肌にさらに磨きをかけてもらったので(ポリマー加工ってやつですね)輝きまくっているのです。
【本日のトレーニング】
・5kmjog/32min.
・ビリーDisc3(腹筋P)35min.