ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

脚が棒なみたけ山トレイルラン

2011年12月11日 | 大会レポート



第1回からの連続出場を誇る我が地元の「第12回みたけ山トレイルラン」。連続出場だと変にやめられず、同日開催の「武田の杜」とか「東山36峰」とか、はたまた娘のいる宮崎では「青島太平洋マラソン」とかいつかはホノルルとか、みんなおいでおいでと手を振るのだけど。
そんなあれこれをかなぐり捨てて、馴染みに馴染んだコースをひとっ走りだ。
この秋はしっかり坂路トレーニングが出来ていて、スタート直後の急坂だって今やお得意のアスファルト上りだ。普通に走って昨年程度の20分台前半でのゴールを目指して。

気温はマイナス1度。いつもはやらないアップも少し。スタートラインから軽くダッシュ。スイスイと脚は出るは、昨日の激練の影響なんて微塵も感じさせない軽いタッチに気分上々。なので最前列で元気にスタート。
ところが、ところが。何と100mも走らないうちに・・・この脚はなんだ。どよ~んと重く重くアスファルトにめり込んでいくが如し。いきなり次々と追い越していく後方からの風に立ち向かっている。
確かこの重さは味わったことがある。昔、ものすごくきっちりとカーボローディングをした時だ。レース1週間前、炭水化物を控えて普通にトレーニング。水曜日に脚が重くてもう動かないというところまで走ったら、その晩から一気に糖質を入れる。あれだ。あの水曜日の夜ランの時のどうしようもなく切ってしまいたいような脚の重さ。あれと同じだ。

そうか、来てしまったか。

実はもう1週間、ガッツリの減量のために炭水化物を一気に減らしていたのだ。夜なんてご飯なしでおかずだけ。でも朝と昼の少しの糖質で、イライラもせずにかなり慣れてきていたのだ。そして昨日もレース前日にわざと20kmの激練を入れたら、これが秋からのコースレコード。いつもの悪い癖でこりゃ調子いいとふんぞり返って迎えた今日だった。
完全にグリコーゲンの枯渇した状況だ。昨日ほぼ使い切り、補充はほんの少しだったから、残っていた筋グリコーゲンは今朝のアップで売り切れちゃったんだ。そうか、そうに違いない。

・・・ということで、根性を見せようにも脚は完全に棒状態。スタート直後でまさかのジョグモードオンだ。いつもの坂路調教で上る坂はもっともっと長くて、それに比べたらうんと楽なはずなのに、驚くべき遅さ、脚が出ない。もちろんハーハーさえ出来ないようなスピード。他の選手達はみんなゼーハーしながら抜いていくのに、ハリ天一人、呼吸が乱れない。蓄積してある体脂肪はさて出番だと大喜びで燃えてくれているのがわかって、ダイエット的にはいいぞいいぞだけど、今日はレースだぜ。一人で追い込まなくていい、大好きな競り合いが出来るレースだぜ。情けない。

と、まぁそんな状態だったけど、ハンガーノックとかバテとかではないので、重いけど走れることは走れるのだ。ロックガーデンを上がる頃から皆雪と凍結でツルツルの路面に四苦八苦していたけど、底がすり減ったランシューで走っていても体重移動を上手にやれば滑らず上れるよ~なんて教えながら、ちょっと光ったのはそこだけ。あとはジョグモードを解除することなくゴールに向かった。一度時計を見たのはゴール予想をしていた時刻。まだ鍋割山にすら到達していないという有様にがっかりしただけだった。
 

自己計測で1時間43分54秒。13年連続出場のハセツネ同様、12年連続出場のみたけも自己最高遅延記録の大更新という見事なパフォーマンスで数々の栄光を手にしたはずの2011年レースを締めくくったのだった。まったく今日はレースのレポもへったくれもない。

 

相変わらず浮き沈みが激しく大変だ。おまけを書いておくなら、毎年このレースの後は家まで帰宅ランをするのだけど、青梅街道は途中からすっかりゾーン突入した感覚。サロマを彷彿とさせる走りでなんとレース後帰宅ランの自己新だよ。ただし、家に入ったらもう完全に売り切れ。

さて、今年はあとはTREKNAO・所沢フォトロゲを残すのみ。

スピード勝負。ハリマネ撮影の写真をさっそくアップしました。
合い言葉「みたけつるつる 入力してお入り下さい。ダウンロード自由です。↓
http://30d.jp/hariten/6

コメント (12)
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