30km走の翌日はもう1本ロングで追い込んでおきたい。
今はロードオンリーでいいのだけど、好天が約束されている冬の日、行っちゃおうかな、どうしようかな、う~ん行っちゃえ!
ということで、久し振りの鴨沢からの雲取アタックだ。
と言っても右手にはハンドストラップでデジイチを。50mm1本勝負だ。ザックの右ポケットには広角狙いのデジカメも。本当は日の出から狙いたいところろだけど、昨晩サッカーアジアカップの後半ロスタイム同点を見届けたら午前様になってしまった。あんまり睡眠時間を削ってはまずい。30kmレースで足はパンパンだし、5時起きでゆるスタート。ゆるだけど出来るだけ走って上る。すぐに汗が出てくるが、同時に冷えもする。
マイナス20度対策の防寒カメラ用皮2重手袋装備だけど、指先チンチン。シャッターがなかなか切れない。日はどんどん上り始め、あっという間に明るくなり、山にも日が差してくる。
富士山が姿を見せた。予想通りお見事!
南アルプスの雄姿もこれまた絶好!
七ツ石小屋への分岐あたりから道は白くなってきた。ブナ坂から稜線に出るともう興奮。考えて見れば1月に2000mの山に登ること自体初めての体験だ。結構雪があるが軽アイゼンを使わなくても十分に走れる。モニターになっていたけど、ストップがかかり過ぎてレースでの出番が殆ど無かったスポルティバのクロスライト。グリップが効いて抜群の仕事ぶりだ。
連休中で下から上から登山者はかなりの人数。何?って顔をされながらもデジイチ片手に黙々と上り、立ち止まり、カメラを構えシャッターを切る。
もうどこからでも素晴らしい富士山や南アの山並み、そして足元の銀世界にエキサイトして我ながらこりゃ大変だ。
アイスバーンになっていたらこけてカメラを壊すのが嫌だからそこから引き返そうって思っていたけど、なんだなんだみんながアイゼンでほぐし雪の表面がサラサラになっていて、実に走りやすい。
久々の高地でハーハーしていたけど気分良く頂上に到着。いやぁ、いい気分。
お昼前に帰るなんて言ってきたけど、結構慎重に下っていたし、右腕筋肉痛だし、下りもそれなりに楽しんで走って、しめて5時間45分。
滴った汗は完全に氷となって髪の毛やネックウォーマーに張り付いたままだった。