【ストイックっぽさ】
月夜ランニングをしてきた。
遅い夕飯をたらふく食べた上に、いただきもののスイーツなんかも頬張ってしまい苦しい。
遅いし、もう今日はいいや、完全休養だと寝てしまいそうなところだが。
「先月中旬から毎日走れている」という何者かが後ろから髪を引っぱるのだ。
わかったわかった。
朝、時間がたっぷりあって、なんとなくずるずると走らず、お昼も急用ができて走れず、夜は夜でなんだかんだ走らず。そんなツケが夜遅く11時を過ぎた頃に回ってきたって感じ。
わかったわかった。
という訳で、「やめる勇気」を持てなかったハリ天は、久し振りの深夜ランをすることになったのだ。
気温3.5度。煌々と照らす月明かりの中、人っ子ひとりいない農道をBryan Adamsなんぞを聞きながら走ったのだ。始めはお腹が苦しくてヒーヒーしていたけど、そのうち慣れてリズムが出てきた。夜は実際の速度よりもうんとスピード感を味わえる。トロトロなのに気分が盛り上がる。やがてストイックな感覚に身体中が包まれ、アルコールなしでもぐんぐんと酔いしれていったのだった。(ちょっぴりだけどね)