ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

なぜ泣けた

2010年03月11日 | 日々奮戦

0311_gassyou01 本日、昨秋の新型インフルエンザ騒動で延期になっていた息子の中学校の合唱祭。
なにせ4人目、朝練には真面目に行くけど「さぁ合唱祭だっ、だぁ」と気合いが入っているわけではない。常に淡々と息子・弾。
昨晩「で、弾のクラスはどうなのよ」って尋ねたら、「う~ん」
・・いまいちらしい。1組と5組がうまいと(息子は2組)。どちらのクラスも昔から姉たちもお世話になっていた情熱先生。

最近はあちこちの中学校で定番となっている合唱祭。男子の声変わりがそろわない1年生は・・・例によってちょっと。3年生になると全体合唱など突然変異かと思うほどにド迫力な歌声が響き渡って圧倒される。狭間の2年生、少々中途半端な年頃。
でも、せっかくの行事だし、せっかくの自営業(自由業)だし、カメラ担いで出かけたわけです。

我が息子のクラスの出来はまぁ本人の自己評価の通り。
ところがところが、おっ、知っている子が何人かいるなぁくらいで聴いていた1組。歌い始める前にクラス紹介があったけど、担任の佐藤先生のとびっきりの笑顔が見たい!って言っていた。なるほどなぁ。0311_gassyou02
前に立った指揮者の男の子がクラスメイトに向かって何ごとかを指示。その後ろ姿が何かを訴えてくる。視線がしっかりとそろっている。案の定、素晴らしいハーモニィだ。ピアノ伴奏の女の子が途中でつまる・・ピアノの音が止まる。ビクともしない歌声は彼女を励ます。無事復帰。ホッとした親心とは別に、彼らの堂々たる姿に熱いものがこみ上げてきた。こんな田舎の中学校の合唱祭でだ。
 
2曲目の自由曲「時の旅人」娘達の頃からのお馴染みの曲だ。
今度の指揮者は女の子。立ち姿からして、またもや明らかに違う。オーラ早くも漂うって感じだ。こちらも予想通り、彼女の背中が後頭部が、男の子達女の子達に向かって優しげに語りかけるように揺れる。膝を上手に使って全身で時の旅人達を導く。0311_gassyou03
どうしたどうした、まさにそんなタイミングで突然涙が流れ出してしまったのだ。

この感情は何だ何だ、問いかけるが何も声は聞こえない。ただただ彼らの歌声に心打ち震えた数分間だった。まいった。

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ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

コメント (12)
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