JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

マスターからの宿題

2005年12月19日 | m-o

今日も寒い一日でしたが、我が趣味部屋には、甘いいい香りが、いまだ消えずに漂っております。
以前もお話ししましたが、我が家で「ストーブ」を使っているのは趣味部屋だけです。
「ストーブ焚くでしょ?」
「うん」
「じゃあ、これのせといて」
とわたされたのは、アルミ箔に包まれた細長い物体3本....
そう、お芋さんであります。
お芋さんが焼けたいい臭いが消えずに残っているというわけ、まあ私の口に入ることはありませんでしたが。

今日の昼、寒さに負けて喫茶店でしばしのおさぼり、するとマスターが
「バブさん、ホームページ見たよ」
「そう、ありがとう」
「ところでさ、バブさんはブルーノートの1500番台は、全部もってんの?」
(そういえば、先日からホームページでブルーノートの紹介を始めたんだ)
「いやぁ、全部は無いけど、何で?何か聴きたいのあった?」

マスターが訊きたかったのはモンクの話でした。以前にマスターが「GENUS OF MODERN MUSIC」のVlo.3を見たことがあると言うのです。
「「MILT JAKSON」じゃなくて?」
ジャケットのデザインは、Vol.1/2と同じ、色までは憶えていないと言います。

私の記憶がたしかなら、モンクのブルーノートでの録音は、「GENUS OF MODERN MUSIC」のVol.1/2と「MILT JAKSON」、それに日本編集の「MORE GENIUS OF THELONIOUS MONK」それで全てカバーされているはずだし、「GENIUS OF MODERN HUSIC - COMPLETE EDITION」であれば、デザインはいっしょで全て収録ということになるけど、Vol.3はどこにも出てこないし、あれあれ?Vol.3というのは、私は知らないぞ?

気になる気になる、
「マスター、俺もよくわかんないから、至急調べてご報告いたします。」って、どこかの証人喚問の回答みたいなことばを残し帰ってまいりました。

帰宅後、古い本を引っ張り出して考えてみましたが、
「THE COMPLETE THELONIOUS MONK ON BLUE NOTE」というアルバムを発見。
JAPAN EMIで出した? CJ28-5114,CJ28-5115,CJ5116の3枚?
でも、このアルバム、現物を見たことがありません。デザインはどうだったのか?

ここは、クリスさんか、67camperさんにでも頼るしかないかな?
どなたか私がマスターにきちんと回答できるよう教えてやって下さい。

GENUS OF MODERN MUSIC Vol.1
1947年10月15,24日 11月21日 1948年7月2日録音
THELONIOUS MONK(p) IDRIS SULIEMAN(tp) GEORGE TATE(tp) DANNY QUEBEC WEST(as) SAHIB SHIHAB(as) BILLY SMITH(ts) MILT JACKSON(vib) GENE RAMEY(b) ROBERT PAIGE(b) JOHN SIMMONS(b) ART BLAKEY(ds) SHADOW WILSON(ds)
1.'ROUND MIDNIGHT
2.OFF MINOR
3.RUBY MY DEAR
4.I MEAN YOU
5.APRIL IN PARIS
6.IN WALKED BUD
7.THELONIOUS
8.EPISTROPHY
9.MISTERIOSO
10.WELL YOU NEEDN'T
11.INTROSPECTION
12.HUMPH

GENUS OF MODERN MUSIC Vol.2
1947年10月15,24日 11月21日 1951年7月23日 1952年5月30日録音
THELONIOUS MONK(p) IDRIS SULIEMAN(tp) KENNY DORHAM(tp) GEORGE TATE(tp) DANNY QUEBEC WEST(as) SAHIB SHIHAB(as) LOU DONALDSON(as) BILLY SMITH(ts) LUCKY THOMPSON(ts) MILT JACKSON(vib) GENE RAMEY(b) ROBERT PAIGE(b) AL McKIBBON(b) NELSON BOYD(b) ART BLAKEY(ds) MAX ROACH(ds)
1.CAROLINA MOON
2.HORNIN' IN
3.SKIPPY
4.LET'S COOL ONE
5.SUBURBAN EYES
6.EVONCE
7.STRAIGHT NO CHASER
8.FOUR IN ONE
9.NICE WORK
10.MONK'S MOOD
11.WHO KNOWS
12.ASK ME NOW

日陰の雪

2005年12月18日 | j-l
             

昨晩は、宴会も無事終了し、午前1時過ぎに帰宅、空にはオリオン座がバーンっと迫ってくるようによく見え、(オリオン座しか知らないという話もあるけど)
「おやおや、今晩もこれだけ晴れてりゃ、朝は寒かろね」なんて独り言を言っていたら
朝起きてビックリしてしまいました。
初雪です。私が布団で温々している間に、私を起こさないように気を使って、雪君が降りてくれておりました。
「はて?この初雪は去年より早かったのか?遅かったのか?どっちだった?」
「そんなのいいから、玄関の前の雪、掃いといてよ。ちょっと溶けたりすると滑るんだから」
「ハイ.....」

          

我が家の玄関前の道路は、通行車輌が少ないこともありますが、北側のせいで雪が残りがち、他の所は自然に溶けるでしょうが、玄関前は今日中には無理、
私はせっせと掃き掃除であります。
「寒くて買い物行くのイヤだから、夕飯の買い物も行ってきてね」
「ラジャァー....」
掃かれて吹き飛ぶ、日陰の雪君に、ふと自分の影を重ねて、「ふ~~~」っとため息が。(シクシク)

さて、15日にドルフィー、リトルの「ファイブ・スポット」でのライブ盤の件で、いろいろお話しをしていたら、「ドルフィー、リトルの共演盤って、他に何があったかな」なんて事を考えてしまいました。

          

          

そこで、今日の一枚は、ブッカー・リトルがリーダーを務めた共演盤「OUT FRONT」を紹介することにしました。
あの「ファイブ・スポット」でのライブの3ヶ月前、キャンディドという趣味でできたようなレーベルからの一枚ですが、全曲オリジナルでつくられたこのアルバムを聴くと、主催者ナットヘントフの耳と目は確かなものだったんだなぁと思ってしまいます。

OUT FRONT
1961年3月録音
BOOKER LITTLE(tp) ERIC DOLPHY(as, bs, fl) JULIAN PRIESTER(tb) DON FRIEDMAN(p) ART DAVIS, RON CARTER(b) MAX ROACH(ds)
1.WE SPEAK
2.STRENGTH AND SANITY
3.QUIET, PLEASE
4.MOODS IN FREE TIME
5.MAN OF WORDS
6.HAZY HUES
7.A NEW DAY

よっ!板さん!

2005年12月17日 | d-f

今日も我が田舎は晴天、目覚めると朝の日差しがまぶしいほどで、窓を開け、大きく延びをすると、朝っぱらから電話が
「バブ、悪いけど今日の飲み会、××でやるから、刺身仕込んできてくんない」
「はっ?買っていけばいいの?」
「高上がりでしょ、あんたが盛ってくんの、皿持って午後から行くから」

なんと、魚をおろして盛り合わせを造りもってこいとのこと
「予算は六千円台で、3盛りくらいかな、17人分ね、よろしく」
何?何?六千円台で17人分?
目が覚めました、寒さのせいではありません。パッチリと目が覚めました。

慌てて市場に出かけ、仕入れてきましたけど、お造りを盛るなんてしばらくやってないのに大丈夫でしょうか?

「仕込み代を絶対に取ってやる!酒代は払わんぞ!!!!!!」

さて、マイルスでも聴いて気合い入れますか。
話の雰囲気だと他の料理もやらされそうなきがするし、今日は「板さんバブ」で、本意では無いけど、トランペットをピアノに持ち替えたマイルスのように、グラスを包丁に持ち替えてと......

MILESTONES
1958年4月2,3日録音
MILES DAVIS(tp,p) CANNONBALL ADDERLEY(as) JOHN COLTRANE(ts) RED GARLAND(p) PAUL CHAMBERS(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.Dr.JACKLE
2.SID'S AHEAD
3.TWO BASS HIT
4.MILESTONES
5.BILLY BOY
6.STRAGHT, NO CHASER

おまけ、
ハード・バップとモードの狭間に揺れるマイルス・シックステット、ガーランドとマイルスの口論はどんなものだったのでしょうか?
今夜の私は、板さんと酔っぱらいの狭間で苦しむことは無いと信じております。

カーッ、スーッ、一本!

2005年12月16日 | d-f

明日もあることですし、今日は2件で我慢、只今帰ってまいりました。
「バブは偉い!よくぞ留まった!意志が固い!」
誰もほめてくれないので、自分でほめてみました。

それにしても毎日寒いですが、今日の一件目の飲み屋さんで、
「バブさん、いつもつまみ食べないから、豚汁でも飲んでみない?」
とのそれは温かいお言葉。

東京に勤めていた頃、会社の連中とよく飲みに行く「縄のれん」で、必ずしじみ汁が出て来るお店がありました。
つまみはほとんど必要としない私ですが、味噌スープは、飲んでようが飲んでいまいが目がない方で、このお店の「しじみ汁」には、いつも感激していたものでした。

「おやじさん、悪いね、俺にだけ、俺にだけ、一杯ちょうだい」というと
結局はみんなが「俺も俺も」ってんで、
つまるとこ、おやじにしてやられたのかも知れません。

してやられたとしても、この豚汁の旨いの旨くないのってあーた
ちょっと濃い味の暖かい豚汁が、カーッとお腹に入っていくと、もうポッカポカ、
そんでもって、冷たいビールがスーッと........
カーッ、スーッでおやじの一本勝ちでありました。

今日は「あんこう鍋」なんて話もあったのですが、豚汁で満足、
「みんな、後は、お新香でも食って、飲めやぁ!」
だれも「オー!」とは言ってくれませんでしたが....はははは

そういえば、今年はまだあんこうを食べてなかったなぁ、明後日は「どぶ汁」にでもしましょうか。
みなさん知ってました?「どぶ汁」は水を使っちゃダメダメ。
あん肝と味噌を炒めて、あとは野菜とあんこうから出る水分だけで仕上げるんです、ぜひともお試しあれ、濃厚で旨いですよ。

さて、今日は「星に願いを」でも聴こうかと、ケニー・ドリュー・トリオをターンテーブルに乗せてみました。
こうしてみると、「50年代のドリューが好き」というわりには、70年以降のドリューのアルバムをずいぶんと紹介していますよね。
なんだかんだ言いながら、ペデルセンとドリューの組み合わせが、私は好きなのかも知れません。どれも同じに聞こえてしまうという難点はあるのですが
このパステル画のシリーズもけっこう持ってるんですよ.....ん~~不思議だ。

FANTASIA
1983年6月12,13日録音
KENNY DREW(p) NIELS-HENNING φRSTED PEDERSEN(b) ED THIGPEN(ds)
1.FLIGHT OF FANCY
2.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
3.WISHING-HOPING
4.WHEN YOU WISH UPON A STAR
5.FANTASIA
6.DREAM
7.POLKA DOTS AND MOONBEAMS
8.CHILDREN'S DANCE

予定変更

2005年12月15日 | d-f



今日の飲み会が土曜日に変更になったため早めの帰宅、すると、食事の用意もされておらず
「どうしたの?熱でもある?」
と心配される私は、幸せ者なのでしょうか?不幸せものなのでしょうか?

面白いTVもないので、ドルフィーの「ファイブ・スポット」を演奏順に聴いてみようなどという「暇おやじの道楽」みたいなことをやっています。

グラスにバーボンを用意し、
「HERE AND THERE」「AT THE FIVE SPOT Vol.2」「AT THE FIVE SPOT Vol.1」「MEMORIAL ALBUM」の順、
「どうせ、俺の晩飯は無いンだぁ~~~」という、いじけた心を引きずりながら
青菜の白和えをつまみに何杯までグラスを重ねることでしょうか?

それにしても、私は「MEMORIAL ALBUM」を聴くたびに思うのですが、このアルバム2曲で約30分位なんですよね、どうして最後の1曲(どれにも収録されていない)をプレステッジは入れてくれなかったのでしょうか。
それともう一つ、「AT THE FIVE SPOT Vol.1」のCD盤には「BEE VAMP」の別テイクが収録されているんだけど(「DASH ONE」に収録)、どのタイミングで別テイクを演奏したのでしょうか? まさかこれが最後の1曲?
ご存じの方、ぜひご一報を!

まぁ、それを知ったからといって大きな意味もないんですけどね。

ともかく、私としては、この双頭バンドにもう少し多くの演奏時間と演奏機会が与えられ、もう少し多くの録音を残しておいてほしかったと思うだけです。

おやおや、今日は文章まで今夜の私のようにいじけてしまいました。
まだ、ハーパーがボトル半分残っています、いじけずに楽しく飲みましょう。
ということで、今日はいっきに4枚、録音日、演奏者は「HERE AND THERE」のB面2曲以外は同じですので、「AT THE FIVE SPOT Vol.1」にのみ記載します。

AT THE FIVE SPOT Vol.1
1961年7月16日録音
ERIC DOLPHY(as,bcl,fl) BOOKER LITTLE(t) MAL WALDRON(p) RICHARD DAVIS(b) EDDIE BLACKWELL(ds)
1.FIRE WALTZ
2.BEE VAMP
3.THE PROPHET
(4.BEE VAMP alternate take CDのみ収録 )

AT THE FIVE SPOT Vol.2
1.AGGRESSION
2.LIKE SOMEONE IN LOVE

MEMORIAL ALBUM
1.NUMBER EIGHT (POTSA LOTSA)
2.BOOKER'S WALTZ

HERE AND THERE
1.STATUS SEEKING
2.DOD BLESS THE CHILD

ERIC DOLPHY(fl) JAKI BYARD(p) GEORGE TUCKER(b) ROY HAYNES(ds)
3.APRIL FOOL
ERIC DOLPHY(fl) BENT AXEN(p) ERIK MOSEHOLM(b) JORN ELNIFF(ds)
4.DON'T BLAME ME







UP,UP 建築士

2005年12月14日 | a-c

昨日は夕方になって、姉歯建築士いや失礼、S建築士より電話が入り、夕刻時間があれば偽造書類の作成.....またまた失礼、ちょっと手伝ってほしいとの連絡、
6時過ぎに立ち寄ると忙しげに仕事をしております。
「なによ、俺は偽造計算はできないよ」
「バカ言ってんじゃないよ、ちょっと表作るのを手伝ってほしいの」
「何?数字は間違いない書類だろうな?ははははは」
翌日必要な表が、図面引きに手が取られ作る時間がないらしいのです。まぁいつもお世話になっているS君の頼みですし、偽造種類でもなさそうなので手伝ってまいりました。

8時をまわった頃だったでしょうか、二人の共通の友人である東京在住のH君から私の携帯に電話が入りました。
「じつは今、S君の所にいるんだけど」というと
「××の姉歯さんは元気かね? バブも喚問されないように気を付けて手伝えよ」
じつに発想が同じで、しかも貧弱というか.....
被害に遭われたマンション住人の方、ホテル関係者の方には大変失礼な事と反省しております。

さて、9時過ぎにようやくメドが立ったということで、食事がてら一杯ひっかけると、疲れていたのでしょうか二人とも思いの外酔いが回り、1件だけのはずが、結局3件のはしご、帰宅は午前2時近くになってしまいました。(笑)

しかし、思うに、一部の倫理無き建築関係者の仕業が、我が友人やブログ仲間のおさかなさんのような夢ある善良な建築士に悪影響を及ばさぬよう願っております。
昨今の事件をみるにつけ、つくづく人を信用できなくなった世の中に、情けなさを感じるのは私だけではないでしょう。

昼は現場があるため、今日も彼は「書類作り」「図面引き」に夜までアップアップしているのでしょうが、だからというわけでもありませんけど、今日はソニー・クリスの「UP,UP AND AWAY」を紹介します。

これまたブログ仲間のクリスさんは別として、昔、ジャズ喫茶でソニー・クリスのリクエストというのはひじょうに少なかったようなきがします。そんななかで、このアルバムだけは、リクエストの多いアルバムでした。
当時の私には正直言って「聴きてー!」というアルバムではありませんでしたが、今聴くと、なんかとても懐かしいような、気に留めていなかったわりには、しっかりメロディーを追ったりして、あきのこない一枚となりました。

UP,UP AND AWAY
1967年8月18日録音
SONNY CRISS(ts) TAL FARLOW(g) CEDAR WALTON(p) BOB CRANSHAW(b) LENNY McBROWNE(ds)
1.UP,UP AND AWAY
2.WILLOW WEEP FOR ME
3.THIS IS FOR BENNY
4.SUNNY
5.SCRAPPLE FROM THE APPLE
6.PARIS BLUES

追伸、
勝手にブログ仲間などと言ってしまいましたが、お二人の素敵なブログを改めて紹介させていただきます。
おさかなさんの「おさかな'sぶろぐ」は、音楽話はもとより、四国各地の写真や、なにより本場讃岐うどんの香りまで届きそうな紹介は、ゴックン たまりません。
クリスさんの「雨の日にはJAZZを聴きながら」は、私が紹介するジャズとはまたちがったジャズの一面が楽しめるブログです。
どちらも素敵なブログですので、ぜひ遊びにいらして下さい。

なまくら病の薬

2005年12月12日 | j-l

今朝は、寒くて目が覚めてしまうほどでしたが、昼間の車の中は太陽の日差しが、まぶしいほどで、こんな日は車の中から出るのがいやぁ~なものです。
2時頃に昼食を済ませ、車の中でおもわずうとうとっと.....
「いかんいかん、エンジンかけっぱなしじゃ、ガソリンも高いんだし、どこかの事故のように一酸化中毒なんてなったらたあ-いへん」(短時間で起きるものでもありませんが)
思い切って外へ出て深呼吸
「ひぇ~~~寒い!....」目がぱっちりと覚めました。
キーンとした冬の空気は、なまくら病を治してくれる最良の薬かも知れません。

私に一番効き目がある薬といえば、いわずと知れた「酒」でありますが、過ぎた薬(酒)も、冬の朝のキーンとした空気が吹き飛ばしてくれます。とすれば、我が最良の薬は、「冬の空気」ということになるのでしょうか?
ともあれ、今日も薬を飲み過ぎたようで、明朝もまた最良の薬に助けられそうであります。

さて、今日のアルバムですが、ブルーノート1505番「THE EMINENT JAY JAY JOHNSON」です。
若いクリフォード・ブラウンとジョンソンが闘っているような、1から5曲目まで(A面)が、やはり聴き所でしょう。
もちろん、ジミー・ヒースもM.J.Q.の3人もいいんですが、やっぱりクリフォード、ジョンソンこの二人でしょ

THE EMINENT J.J.JOHNSON Vol.1
1953年6月22日(1-5),1954年9月24日(6-10)録音
J.J.JOHNSON(tb)
CLIFFORD BROWN(tp) JIMMY HEATH(ts,bs) JOHN LEWIS(p) PERCY HEATH(b) KENNY CLARKE(ds) (1-5)
WYNTON KELLY(p) CHARLIE MINGUS(b) KENNY CLARKE(ds) SABU(conga) (6-10)
1.TURNPIKE
2.LOVER MAN
3.GET HAPPY
4.SKETCH 1
5.CAPRI
6.JAY
7.OLD DEVIL MOON
8.IT'S YOU OR NO ONE
9.TOO MARVELOUS FOR WORDS
10.COFFEE POT




40年前の放送

2005年12月11日 | a-c

                     

午前中はしっかりと晴れわたっていた空が、午後になって雲に覆われ、冷たい風が吹いてきました。
さて、昨日書きましたように「ONE DOWN, ONE UP : LIVE AT THE HALF NOTE」を、今日は堪能いたしました。

最近、未発表録音とか、初ステレオとか多いですが、当たりがあったり、はずれがあったり、それもまぁ仕方のないことです。
ハーフ・ノートでのコルトレーン・カルテットのライブは、以前から「伝説のステージ」(この伝説とか幻の○○というのは、誰が言い始めたものか、山のようにありますが)と噂され、このアルバムのDISC 2に関しては、海賊版を以前に聴いた記憶があります。

この録音は、WABC-FMの「ポートレイト・イン・ジャズ」という番組をそのまま録音したというもの、海賊版は、ラジオ放送をラジカセで録音したような(もちろんカセットではありませんけど)ものでしたので、無茶苦茶な音質でありましたが、今回のものは1/4テープに残されたステレオ録音ということで、海賊版とはやはりわけが違いました。

話は、コロッと変わりますが、こんな番組を毎週金曜日に、しかも中継でやっていたということに、ちょっとビックリしませんか? 今ならとうていスポンサーが付かないでしょうね。

話を戻しましょう、DISC 1に関しては、全くの未発表音源であります。まずはジミー・ギャリソンのソロが流れはじめます。このカルテットがベースソロ(しかもけっこう長い)から始まるなんて事があるのかなぁ?なんて思ったら、やっぱり違いました。
このラジオ放送が始まる20分前から「ONE DOWN, ONE UP」の演奏は始まっていたんですね。だから放送が始まったときは途中のベース・ソロだったというわけ、
途中、電圧が落ちたようにスーッと音量が下がってしまうようなこともありましたが、エルビンとコルトレーンのサシ対決は......いいものを聴かせていただきました。
それにしても、放送前に20分演奏していたということは、この曲、全部で50分ぐらい演奏時間があったということですから、その場にいたら凄かったのでしょうね。

          

残念なのは、「AFRO BLUE」「MY FAVORITE THINGS」が、放送時間の関係から、途中で終わってしまっていること、全ての演奏を聴けたのは、この狭い場所に居合わせたお客さんだけということです.....

「AT THE VILLAGE VANGUARD」、「SELFLESSNESS」の「MY FAVORITE THINGS」あたりがお好きな方、お勧めです。
プレステッジ時代、「BALLADS」あたりがお好きな方、3900円は高い買い物になるかも知れません。

いづれにしても、私は十分に楽しめるアルバムでありました。ただ、2枚連続で聴くとちょっと疲れを感じるかな(歳ですね)、私は途中に「サークル・ワルツ」を挟んで聴きました。(笑)

さて、このラジオ番組を生で楽しんでいたニューヨークの人たちって、どんなふうに聴き入っていたのでしょうか?そして、今はどこでどんな生活を送っておられるのでしょうか?ちょっとそんな事も思ったアルバムでした。

ONE DOWN, ONE UP : LIVE AT THE HALF NOTE
JOHN COLTRANE(ts,ss) McCOY TYNER(p) JIMMY GARRISON(b) ELVIN JONES(ds)
DISC 1  1965年3月26日録音
1.introductions & Announcements
2.ONE DOWN, ONE UP
3.Announcements
4.AFRO BLUE
DISC 2  1965年5月7日録音
1.introductions & Announcements
2.SONG OF PRAISE
3.Announcements
4.MY FAVORITE THINGS


銚子にのった買い物

2005年12月10日 | a-c

昨晩は、久しぶりに日本酒がメインで、どのくらい飲んだでしょうか?
「おねいさん、お銚子3本ね.....」「お銚子!5本!」
みたいな感じで、最後には升酒までいただき、バーでバーボン仕上げで終了でありました。(酔った酔った)

ところで「銚子」と「徳利」の違いをご存じでしょうか?
(誰ですか?「銚子」は千葉県なんて言ってる人は!)
私も飲み屋さんであたりまえのように「お銚子一本ね」なんてたのんでいますが、「銚子」で出てきたためしがありません。

「銚子」というのは、鍋型に持ち手と注ぎ口が付いているもの、形からすると結婚式の三三九度で使われるあんなもののことをいいます。もともとは金属製だったので金偏なのだそうですが
ですから、普段みなさんがご使用になっているものは、ほとんどが「徳利」ということになります。

だからといって
「おねいさん、お銚子一本ね」ってたのんでおいて
「おねいさん、これお銚子じゃないジャン」なんて、難癖をつけちゃあいけませんよ。

ということで、今日も午前中はまだまだ酔いの中、HPの更新などしながら過ごしておりました。
午後からは、買いもののお付き合いであります。近くのスーパーへ出かけたものの、お付き合いは真っ平なので、スーパー内にある「新星堂」さんを覗いていました。

ここ1ヶ月ほど、私はあることでどうしようか迷っておりました。それは、コルトレーンの「ONE DOWN, ONE UP : LIVE AT THE HALF NOTE」を買おうか買うまいかということです。幸いにも田舎のCD屋さんには在庫がないのが常識で、目にすることもなく助かってはいたのですが

「あらまぁ、こんなスーパーのこんなところに」
あったんです、
それは、一セットだけ棚のすみに新座されてました。
手にとってみてしまったら.....ダメですよね、買ってきてしまいました。
3900円、はたしてこの買いものは、高いものに付くのか?はたまた....?

とうぜん今日の紹介は、このアルバムと言いたいのですが、まだ聴いておりません。明日、趣味部屋清掃後に美味しいコーヒーでも入れて、じっくりと聴かせていただきたいと思っています。
「さぁその価値はいかに?」明日の記事をお楽しみに

ということで、今日はキャノンボール・アダレーです。
ビル・エバンスとの共演盤は、以前紹介した「KNOW WHAT I MEAN ?」とこの「PORTRAIT OF CANNONBALL」の2枚だけだと思います(もちろんマイルス・グループ以外でですが)。
「KNOW WHAT I MEAN ?」はキャノンボールが、エバンスにあわせているといった感がありますが、「PORTRAIT OF CANNONBALL」は、むちゃくちゃキャノンボールといった感じがします。私は2曲目「STRAIGHT LIFE」でのキャノンボールのソロが、好きなんですねぇなんとも。

PORTRAIT OF CANNONBALL
1958年7月1日録音
CANNONBALL ADDERLEY(as) BLUE MITCHELL(tp) BILL EVANS(p) SAM JONES(b) PHILLY JOE JONES(ds)
1.MINORITY
2.STRAIGHT LIFE
3.BLUE FUNK
4.A LITTLE TASTE
5.PEOPLE WILL SAY WE'RE IN LOVE
6.NARDIS

おまけ
キャノンボール・アダレーのアルバム紹介をUPしました、よろしければこちらもご覧下さい。

システマチック・バーバー

2005年12月09日 | d-f

「髪と爪が早く伸びるヤツはスケベだ」なんて話、きいたことあります?
それが本当だとすれば、私は根っからのスケベということになるのでしょうが、

あと一週間ほど我慢しようとも思った髪が襟足にかかり、うっとうしくて床屋さんへ行ってまいりました。
今日は、忘年会(これから出かけるのですが)、時間も無いと「こみこみ2000円ポッキリ」という初めての床屋さんに..........

ビックリしました。入るなり、
「いらっしゃいませ!3番席へどうぞぉ」「3番席どうぞ」「3番席どうぞ」.....
こだまのように全員の声、(「あれ?俺は居酒屋に来たわけじゃないよな?」)
「髪の長さはどうしますか?」
「シャンプーはどういたしますか?」
「あっ!ハイ全部お願いします。」
あっという間にカット終了。
またまた、あっという間に顔をあたり、
「眼鏡お持ちになって、シャンプー7番にどうぞ!」
「シャンプー入りま~す。」「シャンプー入りま~す。」「シャンプー入りま~す。」.....
シャンプー専門の方でしょうか
「かゆいとこございませんか?」「乾かしますので少々お待ち下さい」とお釜みたいな乾燥機をかぶらされ、
「7番仕上げお願いしま~す!」「はい、かしこまりましたぁ~~~」
なっなんと所要時間20分、ベルトコンベアーに乗った組み立て品のごとく完成であります。
まったくもって、システマチックで素晴らしいこと

でも、なんとなくチャップリンの「モダンタイムス」をふと思い出したりして
この空間に人間らしさはみじんもありませんね。

私は、今はやりの居酒屋さんにもそんなことをふと思うときがあります。
元気が良くて気持ちが良い反面、あまりにもシステマチックで人間味をどうも感じない、私には全く不向きの飲み屋さんであります。

まぁ、今日はその不向きな飲み屋さんでの忘年会ですし、床屋さんが短時間で終わったので、こうしてブログの更新もできているわけですから、このシステムに感謝しなくちゃいけないのでしょうね。

さて、今日はケニー・ドーハムです。久しぶりのブルーノートのようなきもしますが、
今の世の中にも「器用貧乏」という方、けっこういますよね。
ドーハムの場合どうだったのでしょう?ボクサーとしてもいける、科学者としてもいける、それでも彼は音楽の道を選びました。音楽の道に進んでもトランペットを選ぶのか、歌手を目指すのか、迷ったのでしょうか?
彼が最後に選んだ道はトランペッター。
この選択が正しかったのかどうかは「彼のみぞ知る」といったところでしょうが、私達にしてみれば「よくぞトランペットを選んでくれた」と感謝すべきでしょ、「カフェ・ボヘミア」での、トランペッター、ケニー・ドーハムが歌いあげたこのアルバムを聴くかぎりは

'ROUND ABOUT MIDNIGHT AT THE CAFE BOHEMIA
1956年5月31日録音
KENNY DORHAM(tp) J.R.MONTEROSE(ts) KENNY BURRELL(g) BOBBY TIMMONS(p) SAM JONES(b) ARTHUR EDGEHILL(ds)
1.MONACO
2.'ROUND ABOUT MIDNIGHT
3.MEXICO CITY
4.A NIGHT IN TUNISIA
5.AUTUMN IN NEW YORK
6.HILL'S EDGE

追伸、
昨日に引き続きの忘年会ですが、本日は午前様必至と思われます...ムヒヒヒヒ
それでは、いってまいりま~~~~す!!!