JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

コスプレでウインク

2005年12月21日 | m-o

今日の昼食は、先日の宿題の件もあったので、れいのマスターの喫茶店へ、
宿題への私なりの回答を伝えると、カウンターにいらしたお客さんにマスターが
「××先輩、こちらのバブさんもジャズが大好きなんですよ」
私は初めてお会いする方でしたが、マスターの先輩ということは、当然私より先輩なわけで
「始めまして」

さて、今日はこの××先輩と私が「始めまして」では無いかも知れないというお話し。

しばらくジャズがらみのお話しをしていると、ひょんなことからライブの話に
「いやぁ、最近、私、生を聴いてないんですよ」
「そうだよな、田舎にいるとなかなか出ていくのがおっくうだもんなぁ」
「それでも、昔はけっこう行ってたんですよ。夏になると野外のライブなんて得意だったんですけどね」と私、
「俺もよく行ったよ、マウントフジなんか毎年行ってたし、斑尾も行ったなあ」
「あらま、マウントフジは私もけっこう行きましたよ」

さあ、話が盛り上がってまいりました。
「何年だか忘れちゃいましたけど、ダイアン・リーブスが初めて出たとき行かれました?」と訊くと
「行った、行った、夜の部が良かったなぁ.....」と××先輩
「えっ?あのダイアン・リーブスの口の中に虫が全部入っていきそうな時、あそこにいらしたんですか?」
「いやあ~~~良かったね、昼間より会場が狭くてさぁ」
「私もあそこにいたんですよ」
「ほんとに?じゃあ、あの時あってたかも知れないね」
「それじゃあ、始めましてじゃないですね」
ハハハハハハハハ

「この寒いのに、なに真夏の話をしてるんですか。」マスターのお言葉でした。

この××先輩という方、なかなか面白い方で、映画「真夏の夜のジャズ」でのアニタ・オデイの姿に恋をして、同じような帽子と手袋を探してきたそうです。
当時、お付き合いされていた彼女にあの格好をさせ、「ANITA SINGS THE MOST」を流しながら、××先輩だけのためのウインクをさせたとか。
「それってコスプレじゃあないですか...はははは」
「今の嫁じゃないんだけどね....はははは」

楽しい昼食時間を過ごさせていただき、××先輩ありがとうございました。
今宵は、コスプレさせる相手も、ウインクしてくれる相手もおりませんが、「ANITA SINGS THE MOST」を聴きながら、美味しい酒を飲ませていただいております。

ANITA SINGS THE MOST
1956年5月録音
ANITA O'DAY(vo) OSCAR PETERSON(p) HERB ELLIS(g) RAY BROWN(b) MILT HOLLAND(ds) JOHN POOLE(ds)
1.S'WONDERFUL / THEY CAN'T TAKE THAT AWAY FROM ME
2.TENDERLY
3.OLD DEVIL MOON
4.LOVE ME OR LEAVE ME
5.WE'LL BE TOGETHER SOON
6.STELLA BY STARLIGHT
7.TAKING A CHANCE ON LOVE
8.THEM THERE EYES
9.I'VE GOT THE WORLD ON A STRING
10.YOU TURNED THE TABLES ON ME
11.BEWITCHED, BOTHERED & BEWILDERED