JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

威厳

2005年12月23日 | s-u

今朝起きると
「すいぶん、いい気分だったこと」
とイヤミを聴かされ、
「すいませんでした。」
たしかに昨晩はイヤミもしかたがないほど酔っておりました。
嫌いな大宴会(1次会)を1時間半できりあげ、後はズブズブのダラダラ、6時に飲み始め、2時までやっつけてしまいました。

「今日中に年賀状出したいんですけど」
「はいはい、それはもう、喜んでやらせていただきますです。」
ということで、年賀状を仕上げ、投函してまいりました。
しかし、今や子供でもパソコンで年賀状を作るのがあたりまえ、もらった方もなんとなく味気ないようなきもしますが、

そういえば、私が中学時代、美術の教鞭をとっておられた先生が、版画家としても超一流の先生で、今やハガキ大のものでも、一枚ウン万もの値が付いております。この先生に年賀状をいただいたことがありますが、それは素敵な版画で宛名も毛筆。年賀状たるもの先生のものまではいかなくとも、もう少し一枚一枚に心を込めたものにしなければいけないのでしょうね。
かく言う私もパソコンでダーッと作ってしまいましたけど

私が小さい頃は年賀状が届くと、父が一枚一枚振り分け、父から手渡されないうちは、年賀状を見ることができませんでした。なにかとてもありがたいもののようなきがして、正座して受け取った覚えがあります。今じゃ考えられないことですけどね。

いつもは掃除など絶対にやらない父が、正月前の神棚の掃除としめ縄などの飾り付けは、誰にも手をつけさせない、正月料理の味は父に伺いをたてる、晦日の一番湯は必ず父、などなどなど
あの頃はまだ「おやじの威厳」というものがあったのでしょう。正月の一連のしきたり、その中心にはいつも父がおりました。

「おやじの威厳」はいまや地に落ち、へたをすると地下室の隅でほこりをかぶった状態、
「お願いです、正月ぐらいはおやじの威厳を、ほんのちょっと、ほんのちょっと、感じさせてはいただけないでしょうか?」
ハハハハハ.......頼んじゃってるようじゃ、威厳もへったくれもありませんけどね。

さて、今日の一枚は、先日HPで「枯葉」の入ったアルバム紹介をしたときに、紹介し忘れた1枚です。
ボビー・ティモンズがメッセンジャーズを卒業して間もない録音ですが、「ヴィレッジ・バンガード」でのトリオ演奏、これも、なかなかよろしいですよ。
ビル・エバンスの「枯葉」とこの「枯葉」の聞き比べなんてのも楽しいかも知れません。

THE BOBBY TIMMONS TRIO IN PERSON
1961年10月1日録音
BOBBY TIMMONS(p) RON CARTER(b) ALBERT HEATH(ds)
1.AUTUMN LEAVES
2.SO TIRED
3.GOODBYE
4.DAT DERE
5.POPSY
6.I DIDN'T KNOW WHAT TIME IT WAS
7.SOFTLY, AS IN A MORNING SUNRISE
8.DAT DERE