JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

日陰の雪

2005年12月18日 | j-l
             

昨晩は、宴会も無事終了し、午前1時過ぎに帰宅、空にはオリオン座がバーンっと迫ってくるようによく見え、(オリオン座しか知らないという話もあるけど)
「おやおや、今晩もこれだけ晴れてりゃ、朝は寒かろね」なんて独り言を言っていたら
朝起きてビックリしてしまいました。
初雪です。私が布団で温々している間に、私を起こさないように気を使って、雪君が降りてくれておりました。
「はて?この初雪は去年より早かったのか?遅かったのか?どっちだった?」
「そんなのいいから、玄関の前の雪、掃いといてよ。ちょっと溶けたりすると滑るんだから」
「ハイ.....」

          

我が家の玄関前の道路は、通行車輌が少ないこともありますが、北側のせいで雪が残りがち、他の所は自然に溶けるでしょうが、玄関前は今日中には無理、
私はせっせと掃き掃除であります。
「寒くて買い物行くのイヤだから、夕飯の買い物も行ってきてね」
「ラジャァー....」
掃かれて吹き飛ぶ、日陰の雪君に、ふと自分の影を重ねて、「ふ~~~」っとため息が。(シクシク)

さて、15日にドルフィー、リトルの「ファイブ・スポット」でのライブ盤の件で、いろいろお話しをしていたら、「ドルフィー、リトルの共演盤って、他に何があったかな」なんて事を考えてしまいました。

          

          

そこで、今日の一枚は、ブッカー・リトルがリーダーを務めた共演盤「OUT FRONT」を紹介することにしました。
あの「ファイブ・スポット」でのライブの3ヶ月前、キャンディドという趣味でできたようなレーベルからの一枚ですが、全曲オリジナルでつくられたこのアルバムを聴くと、主催者ナットヘントフの耳と目は確かなものだったんだなぁと思ってしまいます。

OUT FRONT
1961年3月録音
BOOKER LITTLE(tp) ERIC DOLPHY(as, bs, fl) JULIAN PRIESTER(tb) DON FRIEDMAN(p) ART DAVIS, RON CARTER(b) MAX ROACH(ds)
1.WE SPEAK
2.STRENGTH AND SANITY
3.QUIET, PLEASE
4.MOODS IN FREE TIME
5.MAN OF WORDS
6.HAZY HUES
7.A NEW DAY


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2 コメント

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コメント&トラバありがとうございます。 (ウフフマン)
2006-02-09 00:16:42
ドルフィーとリトルの組み合わせがかもし出す、微妙な音が何とも言えないですね。リトルの才能が出ておりますが、このアルバムなどはジャズフアンには好き嫌いが出てくるでしょうね。
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ウフフマンさん (バブ)
2006-02-09 21:26:34
ドルフィーに対する好き嫌いは、みなさんハッキリしていますよね。

好きな人はとことん、嫌いな人はさっぱり、みたいな。



レギュラー・グループに恵まれなかったドルフィー、リトルとの出会いは、どれほどの救いだったでしょう。ドルフィー好きにとっては、よくぞ出会ってくれたという感じですね。
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