JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

その手は桑名の焼き蛤

2007年03月24日 | g-i

夕方になっていよいよ雲行きが怪しくなってきました。どのあたりまで雨がやって来てるんでしょ?間もなくこのあたりでも降り出すことでしょう。なんて思っていたら、雨と風が一緒にやって来ました。(笑)



それでも昼間は雨も遠そうだったので、今日も恒例の散歩に出かけました。ようやく桜の花芽も丸く膨らみ「あと一週間くらいかなぁ」なんて期待を持たせてくれます。公園の花壇も整備を終え、土筆も顔を出しました、いよいよ完全春モード突入ですね。

浜では潮干狩りも解禁になったとか、
潮干狩りといえば、浅蜊もいいけど、デカイ蛤でも取れたらいいでしょうねぇ・・・
『焼き蛤』で一杯キュッといったりなんかしたら、あーた・・・う~考えただけでよだれが出てきちゃう。
でも、最近は潮干狩りの浜は、前もって貝をまいておいて潮干狩りをさせるというところがほとんどだそうですから、デカイ蛤が採れるということもなくなっているようですねぇ、残念。そのぶん貝毒の心配は薄れるという良い面もあるようですけど。
まっ、デカイ蛤ばかり採られちゃ商売上がったりですもんね、しょうがないか。

『焼き蛤』といったら、やっぱり桑名なんでしょうか?
桑名には何度かおじゃましたことがあるのですが、いまだ『焼き蛤』を食べられない私、一度口にしなければいけませんね。

「その手は桑名の焼き蛤」
桑名に行くと、わけもなくこのフレーズが頭に浮かびます。私はこの手の地名と調子を合わせたシャレが大好きなんです。

「恐れ入谷の鬼子母神」
「うそを築地のご門跡」
ほらほら、なんとなく調子にのってくるじゃありませんか。
「かんにん信濃の善光寺」
「なんだ(涙)は目にある神田は東京」

あっははははは、だけど今どきこんなことを口に出して言ったら、
「何ですか?それ」
ってバカにされるだけなんでしょうね。気をつけようっと。

アーーーーー、何でもいいから貝が食べたくなってしまいました。明日、買ってこようかなぁ。

さて、今日の一枚は、ジジ・グライスです。
以前、同じプレスティッジの傍系ニュー・ジャズの「SAYIN' SOMETHIN' !」を紹介しましたが、ニュー・ジャズに残るグライスのリーダーアルバムは全部で三枚。(もう一枚の「THE RAT RACE BLUES」も、そのうち紹介しますね。)

三枚の中で、最も有名スタンダード曲が多く入っているのは今日のアルバムだと思います。
その中でも、5曲目「NICA'S TEMPO」はグライスの代表曲、とても良い感じの演奏なんですが、なんでこんな短い演奏で終わっちゃったんでしょう?(笑)少し残念です。
全体的にまとまった良いアルバムです。というより、このニュー・ジャズの3枚はどれもハズレはないと私は思います。
一つだけ言うとすれば、このアルバム、私的にはリチャード・ウィリアムスがちょっとばかり手を抜いているんじゃないかと思うところはあるんですけどね。(それが逆に、グライス、リチャード・ワイアンズを引き立てているとの意見もあります。)

THE HEP'NIN'S / GIGI GRYCE
1960年5月3日録音
GIGI GRYCE(as) RICHARD WILLIAMS(tp) RICHARD WYANDS(p) JULIAN EUELL(b) GRANVILLE MICKEY ROKER (ds)

1. FRANKIE AND JOHNNY
2. LOVER MAN
3. MINORITY
4. SUMMERTIME
5. NICA'S TEMPO
6. DON'T WORRY 'BOUT ME