JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

フムフムといえば・・・

2007年03月03日 | g-i

今日は雛祭り、同時に我が最愛の彼女の誕生日であります。(何度も記事にしているとおり娘ですよ)
またしてもプレゼントはCD+アルファでしたが、喜んでくれたかどうか?ともかく、一つ歳を取るごとに遠くに離れていってしまうようで、寂しい思いばかり先立ちます。
小さいときには、他のケーキでも良いと思うのに「不二家のショートケーキがいい」と言っていた彼女、今年は他のケーキで我慢しているでしょう。

更けまさる火(ほ)かげやこよい雛の顔  -龍之介-

娘の一歳の誕生日、初めての雛祭りに雛壇の前に布団を敷いて、みんなでやすんだことを思い出します。
雛飾りの説明書が何処かにいっちゃって、飾るのに一苦労したこともありました。


娘一歳の写真です。
まるまると良くまぁというくらい太っていました。

雛飾りといえば、
女雛、男雛の位置、これが『京風』と『関東風』とがあるのは御存じでしょうか?
『京風』は向かって左が女雛、右が男雛(ですから雛人形の目線でいえば逆ですよ)、『関東風』はこれが逆になります。
そもそもは左が上座というのが日本式なわけですから、(左大臣、右大臣もそうじゃないですか)『京風』が伝統にのっとった飾り方なのでしょうが、昭和3年に昭和天皇がご即位の大礼の際、天皇の玉座の左手に皇后様の御席が設けられたことから、以降『関東風』が一般的になったのだそうでありますよ。

そういえば、官女が持っているなんかが、壊れたか無くしたかして大騒ぎしていた年もありましたねぇ。あれは大丈夫だったのか?最近は段飾りもしないので定かではありません。

官女といえば、
未だに宮中には平安の世から絶え間なく焚かれ続ける『御神火』があるそうですけど、これを守り続けているのも緋色袴の官女たちである、てな話を聞いたことがあります。不浄の時(いわゆる月に一度のという時ですよ)には神殿に上がることも許されないので、この火を守るのにかなりの人員を要し、しかも全員が乙女は当然であるとかなんとか。まぁこれは遠く、遠くの記憶ですから、嘘か誠かわかりませんけどね。
天皇家には代々多くの官女が仕えてきたわけですが、歴史的に表舞台に出てこられた方というのは数少ないですよね。やはり陰で支える役所だったからでしょう。

話がまたも脱線してしまいました。
ともかく、今日は最愛の彼女を想い、昨晩多いに酔っぱらったことも忘れ、白酒ならぬ琥珀色の酒でもしみじみいただくことにしましょう。

さて、今日の一枚は
雛祭りといえば、
桃、
桃といえば、
ピンク
それでこのアルバムを選んでみました。
正直、昔はこのアルバムを聴くことはほとんどありませんでした。あまり良さがわからなかったのです。
ところが、最近聴き直してみると、いたって心地よいんですよ。これも歳のせいかもしれませんが、聴いていて疲れないというか、楽だというか・・・・・・
リラックスできる一枚になっています。

ボブ・ブルックマイヤーと組んだこのクインテットは、当時かなりの人気があったようで、ライブでもおおいにウケていたそうです。
「INTERPRETATIONS」は、「BY STAN GETZ QUINTET(MGN-1000)」と「BY STAN GETZ QUINTET #2(MGN-1008)」につづいて、これが第三作目ということになり、前二作が好評だったことを裏付けています。あいにく私は前二作は手持ちが無く、改題盤として出た「MORE WEST COAST JAZZ」一枚を所有するのみです。

INTERPRETATIONS BY STAN GETZ QUINTET #3
1953年7月30日[1,2], 1954年11月9日録音[3,4,5]
STAN GETZ(ts) BOB BROOKMEYER(tb) JOHN WILLIAMS(p) FRANK ISOLA(ds)
TEDDY KOTICK(b)[1,2]
1.IT DON'T MEAN A THING (IF IT AIN'T GOT THAT SWING)
2.THE VARSITY DRAG
3.GIVE ME THE SIMPLE LIFE
4.I'LL REMEMBER APRIL
5.OH, JANE SNAVELY